「日米合同演習」岩国基地での訓練を一部報道公開 国内最大規模4万5千人が参加【広島発】
有事を想定した「日米合同演習」。自衛隊とアメリカ軍は、今月23日から全国各地の在日米軍施設や自衛隊施設で、国内最大規模の実動訓練を行っている。岩国基地でも、訓練の一部を公開した。 日米合同演習のようす
護衛艦に弾薬を搭載する訓練
訓練は、有事の際に江田島市の呉弾薬整備補給所で護衛艦に弾薬が搭載できない事態を想定。 アメリカ海兵隊の支援を受け、岩国基地で弾薬を搭載するという設定で実施された。アメリカ軍岩国基地に海上自衛隊の護衛艦が着岸し、弾薬が積み込まれる作業が行われた。 海兵隊員が見守る中、自衛隊員は、弾薬の入ったケースをクレーンを使って慎重に搭載している。
2年に1度行われる大規模な実動演習
日本の防衛を想定した大規模な実動演習は、国各地の在日米軍施設などで2年に1度行われる。 2024年は、日米合わせておよそ4万5千人が参加した。 米海兵隊岩国基地司令のリチャード・ラスノック大佐は「訓練の目的は日米同盟の強化にある。即応体制を築き、その即応体制を示すことが有事の際の抑止力として働く」と話す。 10月29日と30日に行われる訓練では、夜間の飛行も予定されており、岩国市を始めとする周辺の自治体からは、騒音を懸念する声も上がっている。 (テレビ新広島)
テレビ新広島