【太宰府天満宮】「前に進めない」正月3が日で200万人超の初詣客を見込む 渋滞緩和に「ライブカメラ活用を」 福岡
FBS福岡放送
もうすぐ、新しい年を迎えます。新年の恒例行事といえば、初詣です。「学問の神様」として知られる太宰府天満宮では、正月三が日で200万人を超える初詣客が見込まれています。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年12月25日午後4時ごろ放送
その一方で、長年、問題となっているのが渋滞です。太宰府市によりますと、ピーク時は最寄りの太宰府インターから太宰府天満宮までのおよそ6キロが、1時間以上もかかるといいます。 ■茶房きくち・菊地裕子さん 「近所の人は困っているだろうなと。渋滞もするし。」 ■周辺住民 「出たら帰ってこられないので、ずっと家にいます。」 ■ことしの正月に訪れた人 「めっちゃ多かった。全然(境内に)入れなくて、前に進めない。30分並んで、中断して帰りました。」
太宰府市は、渋滞緩和に取り組んでいます。 ■岡野凌大ディレクター 「太宰府市役所前ですが、カメラがあります。」 太宰府市は、天満宮周辺の道路や駐車場の混雑状況が分かるライブカメラを、市内15か所に設置しました。例えば、取材スタッフが手を振っている様子も、太宰府市のホームページで確認できます。ライブカメラの画像は5分から10分おきに更新され、リアルタイムの渋滞状況を把握することができます。 ■太宰府市 都市計画課・古賀千年志 課長 「自宅でライブカメラを見て、道路の混雑状況や駐車場が空いているのかどうか確認して、時間帯をずらすとか公共交通に乗り換えていただくとか、結果的に渋滞緩和につながることを目的にしています。」
正月3が日で、九州で最も多い初詣客を見込む太宰府天満宮は、混雑を避けるよう呼びかけています。 ■太宰府天満宮 権禰宜・御田幸嗣さん 「初めてお参りするのが初詣なので、ぜひとも時間がゆっくりとれるときにお越しいただきたいと思っています。」 奇跡の9連休といわれる年末年始。外出する機会も増えるため、各地で混雑しそうです。