【バレー】東京GB・戸嵜嵩大「早いバレーで自分の高さにセットが来なかったときの解決策が課題」天皇杯インタビュー
12月10日に武蔵野の森総合スポーツプラザ（東京都調布市）で行われた令和5年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド準々決勝パナソニック対東京GBの試合後の東京GB戸嵜嵩大選手（アウトサイドヒッター）のコメントをお届けする。
戸嵜嵩大選手（東京GB）
第1セットもそれほど内容は悪くありませんでした。第2セットの大事な場面（22-20）で点が取れないところが先週のリーグの日鉄堺BZ戦と同じなので、そこを強化しないといけないです。 ラファ（ラファエルアラウージョ）に頼り過ぎているところがあるのでもう少し攻撃陣がラファを助けられるようなプレーをしないといけないと思いました。 ――今シーズン東京GBで取り組んでいる早いバレーに対して心掛けているところは？ 戸嵜：早いバレーで起きうるのはコンビミスというか自分の高さに（セットが）来なかったときの解決策が、自分の中で課題です。 本当に自分のベストなところで打てない時にどうやって逃げるというか、プッシュ、フェイント、リバウンド取るなり、違う解決策を出すかっていうのを常に考えてやっています。 ――VリーグVC長野戦で出場されている場面がありましたが自身の今調子は？ 戸嵜：今シーズンは昨シーズンに比べ波が少なくなっているかなという風に感じます。 自分の中で引き出しがカスパー（ヴオリネン）監督夏場の指導のおかげで上手くごまかせている部分があります。 それを調子がいいと今思われていますが、それがコンスタントにあいつはあれぐらいだからって思われるような選手にはなりたいと思っています。 ――他に昨シーズンから成長した点について。 戸嵜：攻撃のバリエーションです。守備も昨シーズンよりはちょっと安定しているかなという印象です。 ――今シーズン深津（旭弘）、柳田（将洋）選手など経験の入ってきて変わったところは？ 戸嵜：コート内でのコミュニケーションがやっぱ増えています。リーダーシップを取ってくれるのが古賀（太一郎主将）さんしかいなかったところが、各々深津、柳田さんであったり3つ軸ができているので、後輩たちもやりやすい関係だと思います。 引っ張ってくれる人がいるからこそ、なんかこうカスパーだけじゃなく、いろいろな思慮が得られるかなと。いろんな意味でプラスになっていると思います。 ――憧れの選手と公言している柳田選手同じチームのメンバーとして、しかもライバルとしてポジションとして争うことになっている今の状況についてどのように感じているか？ 戸嵜：柳田さんから学ぶことはとてもあります。 ただ自分も柳田さんを追っていたらいつまでも出られません。 自分のその良さってと足りないものっていうのがより明確になりました。 自分が（過去）いるチームは僕が攻撃力のあるメンバーではあるんですけど、守備力がないみたいな感じでした。 それより自分より上回る攻撃力を持っている人が来たっていうところで、そういう打ち方があるのだとか本当に学びになっています。 ただ自分も負けたくはないので柳田さんを食うじゃないですけど、対角も目指していますし、コンスタントに出られる選手にはなりたいと思っております。 ――一方で 1回ホームゲームでオポジットでも起用されるなど、いろいろなところを求められる立場になったのかなと思うが？ 戸嵜：攻撃面を期待されているっていう所があるので、どこで出るか自分でもわからないです。 今シーズン副キャプテンをやっているので、本当にチームのためにということを念頭に動きたいと思います。 ――残念ながら天皇杯は負けてしまいましたけど、Vリーグのシーズンがあります。今シーズンの目標とそれについての意気込みを。 戸嵜：そうですね。今本当にプレーオフ（10チーム中6位まで参加）を僕らは最低限目指したいと思っています。 そこに入るために俺この天皇杯終わった後の東レ戦であったり、1試合1試合が本当に大事になってくるので、1戦1戦気を抜かずに 1つでも大きく勝利をもぎ取ってプレーオフ行って1つでも多く勝って終わりたいと思っています ――ホームゲームでファンの後押しがあると思うが？ 戸嵜：チームだけじゃなくて母体であるネイチャーラボの動きで完璧な場を用意していただいているので、そこは勝ちきらないといけないとところです。 本当にプレー以外の他のエンターテインメントは一番充実しているチームだと思うので、あとはそのプレーで試合に勝ってその観客を満足させられるようなチームを目指したいと思います。 ――ファンの方向に向けて。 戸嵜：副キャプテンという立場も踏まえて話させていただくと、一種のエンターテイメントなので、会場に来てくれて、人に元気、勇気を届けたいことが一番あるので、まずそれを届けられたらなと思います。 また僕らが勝利している姿見て頑張っているから私も頑張らなきゃという刺激を与えられるようなチームを目指したいと思います。 劣勢とか関係なく一番熱さを出す選手には僕はなりたいと思っているので、プレーだけでは、その声かけだったり全てを見て頂きたいと思っています。
