長野・愛知 県境に「おいでん」 20日からスタンプラリー
長野・愛知県境域開発協議会(会長・清水秀樹売木村長)は20日から、恒例になっている「長野・愛知県境に“おいでん”スタンプラリー」を実施する。11月30日までの期間中、県境の町村内の温泉施設や公共施設を訪れてスタンプを集める。 長野県阿南町と天龍村、売木村、根羽村、愛知県北設楽郡豊根村の5町村でつくる同協議会は、相互の情報交換、協力・交流を通じた地域振興を目的に1977(昭和52)年に発足。訪れた人に地域の魅力を存分に味わってもらい、リピーターとして定着させよう―と2008年から毎年スタンプラリーを行っている。 広範な県境域エリアの周遊効果を狙い、5町村内の全11施設にスタンプを設置。参加者は最終スタンプを押した施設で応募する。抽選で225人に各地の特産品や宿泊施設の宿泊券などの賞品をプレゼント。11カ所全てや9カ所、7カ所、5カ所以上と集めたスタンプの数によって抽選賞品が変わる。 2023年の参加者数は過去最多の450人。愛知県が261人で最も多かった。11カ所すべてのスタンプを集めた人は前年から大きく増加し、29人増の173人だった。 清水会長は「これから県境地域は観光するのに良い季節を迎える。多くの人が地域を訪れて多くの施設を回ってほしい」と期待。5月に愛知県豊川市のイベントに出展してPR活動を行うなど、三河・静岡方面の観光客を対象にしたキャンペーンを展開する予定で、「協議会として誘客に努めていく」と話していた。 抽選は12月中に行う。スタンプ用紙と観光名所や宿泊施設、飲食店などをまとめたガイドマップは各施設で配布している。 参加施設は次の通り。 ▽根羽村 ネバーランド▽売木村 道の駅南信州うるぎ(うるぎふるさと館)、こまどりの湯▽阿南町 道の駅信州新野千石平、ゆぅゆ~らんど阿南「かじかの湯」▽天龍村 龍泉の湯、おきよめの湯▽豊根村 湯の島温泉、兎鹿嶋温泉「湯~らんどパルとよね」、道の駅豊根グリーンポート宮嶋、茶臼山高原「レストハウスやはず」