フォーラム盛岡ART（仮称）が入居予定の新ビルの完成イメージ（ZERO．MORI提供）

　東北を中心に映画館を経営するフォーラム運営委員会（山形市、長澤純代表取締役）は2025年春、盛岡市中心部に新たな映画館「フォーラム盛岡ART（仮称）」を開業する。同社が市内別地で運営するフォーラム盛岡の近くに整備されるビルへ入居。三つのスクリーンを備え、「映画の街・盛岡」を一層盛り上げる。 　同市大通の通称・映画館通りにある商業ビル「ニッカツゴールデンビル」に入居し、老朽化によるビルの解体に伴い23年4月閉館したアートフォーラム（2スクリーン）の後継映画館として整備する。同社は、映画を通した街づくりに貢献したいと考え、開業を決めた。 　場所は同市大通のフォーラム盛岡が入る「MOSSビル」そばで、新たに建設されるビル「ECO（エコ）柳新道ビル」の2～4階で営業する予定。 　最新の音響システムやバリアフリー対応の席などを導入し、ロードショーの話題作から良質なアート系の作品まで幅広く提供する方針。整備する3スクリーンの座席数は計187席で、アートフォーラム時代より約70席増え1・5倍の規模となる。年間来場者数は10万人を目標にしている。 　同所にある既存施設は解体し、新しいビルは6月ごろ着工を予定している。