日帰り温泉施設「出雲平成温泉」利活用案 民間事業者から募るも応募なし 島根県出雲市
出雲市が、民間譲渡する方針の日帰り温泉施設「出雲平成温泉」(出雲市平成町)の利活用案を民間事業者から募ったものの、応募がなかったことを明らかにした。 【一覧表】自治体所有の温泉施設、10カ所減 平成の大合併以降 財政難、廃止や民間譲渡
温泉施設は2015年の市公共施設のあり方指針で民間譲渡の対象になったものの、譲渡先は決まっていない。 今回は温泉施設単独か、近くの平成スポーツ公園内にある野球場やゲートボール場などスポーツ施設との一体的利活用のいずれかで提案を約2カ月半受け付けたが、応募はなかった。 市行政改革課によると、島根県外の1社が調査期間中に現地を視察し、利活用を検討しているという。 西宣孝課長は「応募がなかったのは残念。検討を進める事業者からの提案を待ちたい」と話した。