川沿いに甘い香り、薄紫色の藤棚見頃 三重・松阪の阪内川親水公園
三重県松阪市岡本町の阪内川左岸の阪内川親水公園こども広場付近にある藤棚で、藤が薄紫色の花を咲かせ、甘い香りを放っている。公園を散歩する人たちは足を止めて風に揺れる藤を眺めている。 フジはマメ科フジ属のつる性落葉樹で、4月下旬~5月上旬にかけて、花序を垂れ下げて咲く。 市土木課公園係によると、同所の藤棚は1988(昭和63)年に設置された。品種は不明だが、長さ15~20センチほどの花序から甘い香りを一面に漂わせており、間もなく満開を迎える。 同公園には、他に桜やユキヤナギなども植わっており、犬の散歩などで利用する人も多く、川沿いを歩きながら新緑の景色を楽しむ人の姿も見られる。 近くで飲食店を営む前川正浩さん(59)=茅原町=は藤棚を見上げ、「きれいですね。今の季節、この通りもいろいろ咲いてきますね。花が好きです。先週、ヒャクニチソウの種をまいたら今日は芽が出ていました」と花を楽しんでいる様子だった。