着物のまとめ髪セルフアレンジは「3つの下準備」で劇的にうまくいく!
シリーズ4冊が好評発売中の「いちばん親切な着物の教科書シリーズ」(世界文化社)より、新春から役立つ着物知識を全10回でお届け。 ・セルフアレンジを成功に導く「3つの下準備」の写真をまとめて見る>>> 第4回は『着物の髪型』から一部を抜粋して、セルフアレンジを成功へと導く「3つの下準備」をお届けします。
セルフアレンジを成功に導く「3つの下準備」
髪型のセルフアレンジができれば、もっと着物が身近になります。スタイリングのポイントはなんといっても下準備。事前に「巻く」「ワックスを全体につける」「ブラッシングする」。この3つの下準備を行うことで、スタイリングがぐっと簡単になります。
STEP1 巻く
巻くことにより髪にカーブラインができ、セットアップしてもらうような優雅なラインを自分で作ることができます。またシニヨンなどのまとめ髪も、きれいに作ることができます。
フェイス周りはリバース巻き、衿足は上に向けて巻きます。こうすることでアップに結い上げやすくなります。 巻き方は、毛先を外してカーラーに巻きつけてから、カーラーは固定したままクルクルと毛先を巻きつけます。毛先まで巻き込んだらカーラーを根元まで巻き上げます。
前髪を流したいときは流したい方向に巻く
前髪を流したい場合は、スタイリングしている最中に巻きます。毛流れを作りたい方向に巻き、外すときは流したい方向に外します。
STEP2 ワックスをつける
クリームタイプのワックスを全体にもみこむことで、髪についたカールの持続力が強まります。また毛束同士がくっつくためまとまりやすくなり、スタイリングがしやすくなります。 ●手のひらになじませる ロングであれば人さし指の第一関節くらいを目安にワックスを取り、手のひらによくなじませる。
●地肌をさけてもみこむ 髪全体にワックスが行き渡るよう、毛先までよくもみこむ。ただし、絶対に扡肌にはつけないこと。
●もみあげと衿足になでつける 最後にもみあげと衿足にワックスをなでつける。これにより後れ毛が出るのを防ぐ。
STEP3 ブラッシングする
ワックスをつけたらブラッシングします。根元から毛先までしっかりと全体をブラッシングすることで毛と毛がからみやすくなります。