炎上は無関係でも巻き込まれる 超リアルな法律漫画『しょせん他人事ですから』
加害者の人生も大きく狂わせる誹謗中傷
先日バーチャルライバーグループ・にじさんじの甲斐田晴さんが、殺害予告等を受けたことを明かして話題になった一件がありました。 この説明を行った動画の中で甲斐田晴さんは、加害者も取り返しのつかないことになると話し、どうか思いとどまってほしいと訴えかけています。 実際に本件では民事だけでなく刑事責任も追及するとして捜査機関が動いているため、加害者は相応の責任が問われることでしょう。 もし刑事裁判で有罪判決が出た場合、前科がつくことになり、人生が大きく左右されます(なお『しょせん他人事ですから』では、前科とデジタルタトゥーに苦しむ依頼主が登場するエピソードもあります)。 本稿の冒頭に「現代を生きるすべての人に関わる内容と言っても大げさではありません」と書いたのは、いくら自分が気をつけていても、炎上の火が自分にまで飛んでくることがあるからです。 本作を読むとそれがよくよくわかります。今この瞬間にも、あなたに近しい誰かが燃え始めていて、他人事ではいられなくなるかもしれません。 だからこそ『しょせん他人事ですから』は、現代を生きるすべてに読んでほしい作品なのです。
ゆうき