（ブルームバーグ）： 米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ（ＨＰＥ）が４日に発表した２－４月（第２四半期）決算では、人工知能（ＡＩ）作業に対応するサーバーの販売が大きく伸びたことから、売上高がアナリスト予想を上回った。株価は時間外取引で一時約11％上昇した。

発表資料によると、２－４月期の売上高は前年同期比3.3％増の72億ドル（約１兆1100億円）。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均では前年同期比２％減の68億2000万ドルと見込まれていた。１株利益は一部項目を除いたベースで42セントで、アナリスト予想平均は39セントだった。

好業績に寄与したサーバー事業の売上高は38億7000万ドル。市場予想平均は34億5000万ドルだった。ＡＩ向けシステムの売上高は、11－１月（第１四半期）に比べ２倍の９億ドル強に達した。アントニオ・ネリ最高経営責任者（ＣＥＯ）はインタビューで、エヌビディア製の高性能半導体が入手しやすくなったことや需要増加がＡＩシステム販売の急増につながったと説明した。

ＨＰＥによると、５－７月（第３四半期）の売上高は74億－78億ドルの見通し。アナリスト予想平均は74億5000万ドル。１株利益は一部項目を除いたベースで43－48セントを見込む。市場予想平均は46セントだった。

通期の売上高見通しについては１－３％増と、従来予想（横ばいから２％増）から引き上げた。１株利益は予想レンジの中間値で約1.90ドルの見通し。２月時点の予想の中間値は約1.87ドルだった。

原題：HPE Reports Strong Sales on Boost From AI Server Business (1)（抜粋）

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