キンプリ髙橋海人も登場! s**t kingzの音楽フェス『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』レポ
世界的パフォーマンスグループs**t kingzが7月27、28日に横浜BUNTAIで音楽フェス『s**t kingz Fes 2024 ももたろう』を主催。今までs**t kingzがダンスを通じて知り合ったアーティストたちを招いて、4時間超のフェスを熱く楽しく盛り上げた。 【画像】s**t kingzの音楽フェスに豪華ゲストも登場!熱いステージの様子はこちらから!
ダンスの神にきらびやかなゲストが盛りだくさん、贅沢すぎる!
タイトルにもあるとおり、ももたろうに扮したs**t kingzの4人が仲間を探して、最後にはみんなで鬼ヶ島へ行くというストーリー仕立てでフェスは進む。 まずはオープニング、おばあさんが川から引き上げた4つの桃から誕生したs**t kingzとももたろうダンサーズによるダンスパフォーマンスが繰り広げられると、続いて登場したのはs**t kingzとは13年の付き合いというDa-iCE。 彼らの代表曲「CITRUS」にはじまり、KAZUKIが振り付けしたという「もう一度だけ」、そしてNOPPOが振り付けた「TOKI」に続いて4人が振り付けした「FAKE ME FAKE ME OUT」では花村想太の呼びかけでs**t kingzがステージに登場。パフォーマンスに4人も加わり、ステージに倒したスタンドマイクを足で跳ね上げる振り付けなど歌とダンスで魅せるDa-iCEらしいステージに観客も大盛り上がり。 いったんステージから去ったs**t kingzは最後の「スターマイン」で再びステージに乱入し、会場は一気にヒートアップ。トップバッターにふさわしい熱気で会場中を熱くさせた。そんなDa-iCEは無事にももたろうに仲間として迎え入れられることに。 続いて登場したノルウェー出身のQUICKSTYLEは、「洗練されてるし、ファンキーだし、スタイリッシュだし、かっこいい」とOguriもべた褒めのパフォーマンスを披露。彼らが振り付けした藤井風の「きらり」ではs**t kingzとコラボしていたが、一緒にパフォーマンスするのは10年ぶりだそう。 この日、最後に披露した「Kala Chashma」は、結婚式でパフォーマンスした動画が世界的にバズったことで彼らは一躍、時の人に。そんなQUICKSTYLEも、ももたろうの仲間として鬼ヶ島行きを決めた。 2021年にs**t kingzがリリースした1stアルバム『FLYING FIRSTPENGUIN』のファーストトラックを飾った「FFP」を楽曲提供したC&Kも登場。C&Kはシンプルな装いのKEENと、彼とは対照的に交通整備の人のようなライト付きの安全ベストを着用したCLIEVYという異色のシンガーソングライター2人組で、しかしそんな見た目とは裏腹にボーカルは本格派。「FFP feat.C&K」ではペンギンに扮したs**t kingzがステージに登場すると、大勢のダンサーを従えた群舞からスタート。今までにない大迫力なパフォーマンスに、客席からは大きな歓声が上がった。 フェスではその他にもYouTubeチャンネル『カズキのタネ』からKAZUKIとRADIO FISHのShow-heyやパワーパフボーイズ、そしてシークレットゲストとしてガチャピン&ムックとKing & Princeの髙橋海人も登場。 髙橋海人はダンスの師匠であるNOPPOとともに激しいフラメンコ調のギターに合わせて、時にシンクロしながら、時に激しいステップを踏みながら、ダンスだけで客席を魅了。気づけば会場全体が手拍子で一体となり、2人のパフォーマンスを見守っていた。 2人の関係は「海人が中学生の時、2年間くらい僕のレッスンを受けてた」(NOPPO)だそうで、「その時から僕が見ていても人を魅了する能力を持っていた」とNOPPOが大絶賛すれば、髙橋は「ダンスでこんなにいっぱいのお客さんを集めているs**t kingzさん、感動です」としみじみ。「あの当時はちっちゃいスタジオでNOPPOさんを独り占めできてたんですよ。でも今はみんなのs**t kingzになっちゃったからうれしいけどちょっと嫉妬してます」と付け加えて客席の笑いを誘った。 満を持して登場した三浦大知は1曲めの「能動」の途中からs**t kingzがステージに現れ、続く「Unlock」まで一気に駆け抜けた。s**t kingzとは10年超えの友人ということで、フェスを開催するということで駆けつけたという。さらに「これは言っていいのかわからないんだけど…」と前置きしつつ、この日の楽屋には4人の手書きのメッセージが置かれていたそうで、「大知と一緒にやれてうれしいよ」と書かれていたことを暴露。その話を受けて4人は「言うなよ、恥ずかしいだろ!」「二度と書かないからな」と恥ずかしそうにしていた一幕も。 さらにリリースしたばかりの新曲「心拍音」を初披露。ただいま絶賛開催中のオリンピックに出場している日本選手団に向けて作った曲だと語り、この曲を聴いた人に寄り添うような曲と紹介したとおり、客席の手拍子と三浦大知の力強く美しく響く歌声が印象的。シッキンバンドの演奏もあいまって、歌とダンスの融合したパフォーマンスに会場中が酔いしれた。 最後に登場したのはもちろんs**t kingz。7月10日にリリースしたばかりの新曲「MORECHAU feat. edhiii boi, Janet真夢叶(ぺろぺろきゃんでー), JIMMY(PSYCHIC FEVER)」にはじまり、前日にフェスに登場した在日ファンクの「衝動DO feat.在日ファンク」では曲の合間にDa-iCEとQUICKSTYLEが登場、衝動的なダンスで会場を沸かせた。 さらにこの日のために作ってきた楽曲として、「みんなに愛を届けるぜ!」というshojiのシャウトの後、RIE HATAがステージに登壇、「The Love feat.RIE HATA」でしっとりとしたひとときを作り上げた。 三浦大知もパフォーマンスに加わった「No End feat.三浦大知」やs**t kingzイチ激しいパフォーマンスを見せる「Oh s**t!! feat.SKY-HI」を経て、最後には「KID feat.LEO(ALI)」でこの日フェスに登場した全員がステージに上がり、タオルを振り回して大盛り上がり。会場も総立ちになってタオルをぶん回し、s**t kingz初の音楽フェスを最後まで楽しみ尽くした。 それでイベントは終わりかと思いきや、最後にs**t kingzからうれしいお知らせが。8月4日放送予定の『情熱大陸』にs**t kingzが登場! 1年間密着した濃密な映像が期待される。さらに来年、2月1日~9日まで新国立劇場・中劇場で舞台「See」が決定。「最後にみんなと直接会えるその日を約束して終わりたいと思って発表しました」(shoji)と、これからも楽しみが続くs**t kingz。彼らの快進撃はこれからも続きそうだ。
取材・文 尹 秀姫 写真・タマイシンゴ、SARU、木下マリ、高田真希子(以上Team SOUND SHOOTER)