第94回選抜高校野球 京都国際 3季連続出場 はばたけ、日本一へ /京都
<センバツ2022> 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。本番まで10日余り。前回大会で初出場を果たして以来、3季連続となる京都国際の選手たちは、コロナ禍を跳ね飛ばす厳しい練習を日々続けながら、全国制覇の夢実現を誓う。 「甲子園で通用せんぞ」「そんなミスをしていたら絶対に勝てない」――。京都市の学校グラウンド、ウエートトレーニング室、寮から学校への坂道。選手たちの間では「甲子園」という言葉が頻繁に行き来する。昨夏はベスト4と大きく躍進して臨む今回も、選手たちにとって「夢の舞台」であることに、変わりはないと感じた。 練習中、マウンド上で円陣を組んだ選手たちのミーティングの様子を撮影していると、「コロナの中で野球ができることへ感謝」との一言が聞こえた。監督、部長、学校関係者、家族、チームメート、支えてくれる多くの人たち―。その思いを胸に刻み、選手たちは夢の舞台に挑む。 京都国際は19日の大会第2日第2試合(午前11時半開始予定)の1回戦で、長崎日大(長崎)と対戦する。【写真・文 山崎一輝】