元電器店が昭和レトロカフェに レコード、昔の家電…気分はタイムスリップ 菊池市
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菊池市隈府の元電器店「マスザキデンキ」が土曜日を中心に営業するカフェに生まれ変わり、昭和のポップスや洋楽のレコードに加え、ラジカセやトースターといった家電も陳列するレトロな雰囲気が好評だ。来店者はコーヒーを味わいながら、懐かしい音楽に身を委ねている。 カフェを開いたのは、いずれも元教師で現在、同市四町分でカフェを営む益﨑亮二さん(67)、英子さん(64)夫妻。電器店は亮二さんの実家で2016年、約90年の歴史に幕を閉じ、物置きになっていた。 昨年、近くで開かれたイベントのために休憩所として開放。知人に「昭和の雰囲気が残っている。活用した方がいい」と評価されたこともあり、8月3日に営業を始め、10、17日にも開いた。 壁面のラックにはレコードやCDがずらり。昔の家電も並べ、商品の陳列台をテーブル代わりにした。菊池市の会社員の男性(28)と妻(27)は、レコードを眺めて曲をリクエスト。「タイムスリップしたかのような空間。ゆっくりと楽しめた」と話した。
次回のマスザキデンキでのカフェ営業は9月21、28日(午前11時~午後5時)。以降も月に数回程度オープンする予定。(志賀茉里耶)