釧路の太陽光発電、見直し求める 道知事、希少動物の生息指摘
北海道の鈴木直道知事は22日、釧路市で予定されている太陽光発電事業を巡り、生物多様性を保全する上で重要な湿地が事業対象エリアや周辺に存在しているにもかかわらず「影響を回避、十分に低減する検討が不十分だ」などとして、事業者に計画の抜本的見直しを求める意見を公表した。 鈴木知事は、対象エリア周辺にはオジロワシやタンチョウといった希少動物の生息情報があると指摘。影響を回避、低減できない場合には「事業規模の縮小など計画の見直し」が必要だとの考えを示した。 この事業計画はSakura2合同会社(東京)が約330ヘクタールに太陽光パネル約12万枚を設置し、最大出力約5万キロワットの発電所とするもの。