伝説のダンスバトルイベント「Red Bull Lords of the Floor」日本代表として出場するTAISUKE独占インタビュー
Lords of the FloorはTAISUKEさんにとって、どのような大会ですか? T:先ほども話したように、子供の時に自分の同世代を知ることができた大会でもあるし、シーンにとっても歴史のある大会なので、そこにまさか日本代表として出場できるとは、正直思ってもいなかったです。ただ、そこは日本のレジェンド枠として自分が選ばれているとも思うので、恥じないようにやりたいです。 Lords of the Floorは、23年前も日本のシーンに影響を与えたイベントだと思っていて、90年代後半のヨーロッパの大会が盛り上がっている時に、このイベントが始まりアメリカのシーンの強さを再認識したり、そこでオリジナリティやキャラクターの重要性が理解されたりして、日本でも個性的なB-Boy・B-Girlが増えたと考えています。BC OneやBattle Of The Yearと同じくらいのインパクトがあると思うので、改めてそこに招待していただき、ありがたいですね。
「今回は自分が先輩として財産をシーンに置いていく番だと思っている」
今回、招待された意味を自分自身ではどのように感じていますか? T:過去に2回しか実施していないLords of the Floorですが、その2回の中にいろんなレジェンド達が何か(気づきや学びなど)を置いていったと思うんですよね。だから、このタイミングで復活するということは、このイベントの中で現代のレジェント達に、何か自分たちの財産をシーンに置いていってもらうというイメージなんじゃないかなと感じています。 これまで日本のシーンの中で、自分が切りひらいたり、創って来たものに対して、いろんな人たちが続いてくれたと思っています。パワームーブしかやらない世代がフットワークを取り入れたり、NORI、ISSEI、Shigekix、ISSINのような日本を代表する人たちが出てきたりと、様々な変化がありましたが、振り返ると結局そういうところの窓口や動線には、自分の影響も少なからずあると考えています。ある意味、日本のシーンも進化をするタイミングだと思っているので、自分がやって来たことをもう一回財産としてシーンに還元するためにも、BC Oneではなく、Lords of the Floorで何かを残すというスタンスが大事だと思っています。 デュオとして一緒に出場するAMIについてはどんな印象ですか? T:KATSU君(KATSU ONE)のレッスンにAMIが来ていたのは昔から知っていて、ちょうどKATSU君のレッスンの後の時間帯に俺がレッスンをやっていて、KATSU君だけでは教えられないパワームーブなどを自分から学ぶ意味でも、AMIがレッスンを受けてくれていました。それはAMIが小学生くらいの頃で、やっとウィンドミルが回れたくらいで、俺のレッスンに来たんですよね。そこからは、レッスンをやっている間はずっと通っていたし、俺が出場するBC Oneを観に来てくれたり、GOOD FOOT(AMIが所属するクルー)のメンバーと繋いだり、これまでも結構接点があったと思います。 一緒に踊るのは久しぶりですが、今ではAMI自身が出来ることが確実に増えているし、AMIのスタイルが確立されているので、先輩後輩だけど同じチームメイトとして頼もしいという気持ちと、昔のAMIの事を少しずつ思い出しながら、自分が先生をしていた時の感覚でもAMIをフォローしていきたいと思っています。
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