最低映画賞ラジー「クマのプーさん」ホラーが作品賞含む5部門受賞
毎年恒例の最低映画の祭典ラジー賞こと第44回ゴールデンラズベリー賞の受賞者が、第96回米アカデミー賞授賞式の前日となる現地時間9日にオフィシャルサイトで発表され、「クマのプーさん」をホラー映画化した『プー あくまのくまさん』が作品賞を含む5部門で受賞した。 【動画】こんなプーさん見たくない?『プー あくまのくまさん』予告編 本作は、ディズニーのアニメ版でも知られる児童小説「クマのプーさん」(A・A・ミルン著)がパブリックドメインとなり企画されたホラー。大学進学のため旅立ったクリストファー・ロビンに置き去りにされ、森で野生化したプーと仲間のピグレットが人間狩りを繰り広げる。
「最低作品賞」を筆頭に、「最低スクリーンカップル賞」「最低リメイク、パクリ、続編賞」「最低監督賞」「最低脚本賞」とノミネートされていた全部門で受賞。最低評価にもかかわらず、すでに続編が制作されており、今年1月にパブリックドメインとなったティガーも参戦する。
また最多ノミネートだった『エクスペンダブルズ ニューブラッド』からは、シルヴェスター・スタローンとミーガン・フォックスが受賞。ミーガンは最低主演女優賞と助演女優賞のダブル受賞となった。第44回ゴールデンラズベリー賞の結果は以下の通り。(編集部・入倉功一)
■最低作品賞 『プー あくまのくまさん』
■最低主演男優賞 ジョン・ヴォイト 『マーシー(原題) / Mercy』
■最低主演女優賞 ミーガン・フォックス 『バトル・オブ・ザ・キラーズ』
■最低助演女優賞 ミーガン・フォックス 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
■最低助演男優賞 シルヴェスター・スタローン 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
■最低スクリーンカップル賞 血に飢えた切り裂き魔/殺人鬼としてのプー&ピグレッド 『プー あくまのくまさん』
■最低リメイク、パクリ、続編賞 『プー あくまのくまさん』
■最低監督賞 リース・ウォーターフィールド 『プー あくまのくまさん』