【バレー】ファイナルステージ最後の1枠がデンソーに決定。埼玉上尾が今季最後のホームゲームを大激闘の末、勝利で飾る V1女子
バレーボールV1女子は4日、埼玉県立武道館、黒部市総合体育センター(富山県)、西尾市総合体育館(愛知県)の3会場で計6試合を行った。 埼玉の第1試合はともにファイナルステージ進出が決まっている久光とトヨタ車体が対戦。久光がストレートで勝利し、16勝目を挙げた。 第2試合はホームの埼玉上尾が日立Astemoと対戦。ファイナルステージ進出を決めている埼玉上尾に対し、皇后杯ではベスト4入りを果たしている日立Astemoが意地を見せ、どのセットも僅差の大接戦に。特に第2、第4セットはデュースにもつれ込み、31-29、33-31とどちらも譲らない展開となった。最後はホームの声援を力に、埼玉上尾が第4セットを取り切って3-1で勝利したが、試合時間が前日フルセットとなったトヨタ車体戦(2時間26分)を上回る2時間39分という白熱した戦いとなった。 愛知ではファイナルステージ最後の1枠を狙うホームのデンソーがアランマーレと対戦。第2セットはデュースにもつれ込むもストレートで勝利し、ファイナルステージへの切符を勝ち取った。 愛知の第2試合はファイナルラウンドに向けて2位をキープしたいNECが岡山と対戦。第1セットは佐伯亜魅加らの活躍で岡山が先取するも第2セット以降、NECのサーブ&ブロックが機能し、NECが3セットを連取で勝利。古賀紗理那は25得点(スパイク24、ブロック1)の活躍を見せた。 富山ではホームゲームでの勝利がほしいKUROBEがPFUと北陸対決となったが、1-3で敗れた。富山の第2試合はレギュラーラウンドでの優勝が決定しているJTが東レと対戦。第3セットを落とすも3-1で勝利し、20勝目。レギュラーラウンドは残り2試合となり、このまま全勝で終えるのかが注目される。 次週はレギュラーラウンド最終週となり、石川、岡山、佐賀で試合が行われる。
【4日の試合結果】 久光 3-0 トヨタ車体 埼玉上尾 3-1 日立Astemo KUROBE 1-3 PFU 東レ 1-3 JT デンソー 3-0 アランマーレ NEC 3-1 岡山 【暫定順位】(4日現在) 1 JT(20勝0敗) 2 NEC(17勝4敗) 3 久光(16勝4敗) 4 埼玉上尾(15勝5敗) 5 デンソー(11勝10敗) 6 トヨタ車体(11勝10敗) 7 日立Astemo(9勝12敗) 8 東レ(8勝13敗) 9 岡山(6勝14敗) 10 PFU(6勝14敗) 11 KUROBE(4勝17敗) 12 アランマーレ(0勝20敗) (※勝率による)
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