能登半島地震の2次避難先、宿泊施設情報を石川県に提供 斉藤国交相
能登半島地震から8日で1週間となる中、斉藤国土交通相は2次避難先として、近隣の県のホテルや旅館などの宿泊施設の情報を石川県に提供したことを明らかにしました。 斉藤国交相は8日に開かれた非常災害対策本部会議で、500人規模の2次避難先の手配を進めている石川県に対し、観光庁の取り組みとして石川、富山、新潟、福井の4県であわせて2552人の収容が可能な73施設の情報を提供したことを明らかにしました。 石川県では42施設、1605人分、福井県では16施設、529人分、富山県は12施設、285人分、新潟県は3施設、133人分です。 また、国交省は給水支援として、珠洲市郊外に可搬式の浄水装置2台を導入します。 これまで、ほとんどの給水車が金沢市と珠洲市の間を7時間以上かけて往復していますが、この装置を使うと、珠洲市近くの海や河川から水をくみ上げて浄水し、飲料水としても利用が可能になるということです。 この装置は一台で1日あたり5万リットルの水の浄水能力があるということで、動作確認や水質検査をした後、早ければ9日から稼働できるとしています。