吉田輝星、根尾、小園…「2018年高卒ドラフト組年俸ランキング」! トップを走るのはドラフト下位選手!
日本ハムの2018年ドラフト1位・吉田 輝星投手(金足農出身)は、11月24日に電撃的なトレードでオリックス移籍が決まった。吉田はすでに400万円ダウンの1600万円(金額はすべて推定)で契約を更改。トレード発表はその3日後で、ファンフェスティバル翌日のことだった。 1位以外の主な選手の今オフの契約更改状況 吉田と同期の2018年ドラフトでは高校生の1位指名選手が多かった。あれから5年。プロとしてどれほど成長を遂げ、年俸を稼いでいるのか。この年の高校生ドラフト1位選手の、今オフの契約更改の結果は以下の通り。 広島1位 小園 海斗内野手(報徳学園出身) 5400万円(△1400) ロッテ1位 藤原 恭大外野手(大阪桐蔭出身) 3200万円(△1000) 日本ハム1位 吉田 輝星投手(金足農出身) 1600万円(▼400) オリックス1位 太田 椋内野手(天理出身) 1600万円(▼100) 中日1位 根尾 昂投手(大阪桐蔭出身) 1600万円(▼250) ドラ1の出世頭は広島の小園。吉田を含め、オリックス・太田、中日・根尾は、奇しくも同じ年俸で来季を迎えることになる。 しかし、この年の高校生のドラフト1位以外で見れば、とんでもない「出世頭」がいる。巨人6位入団の戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ出身)は、今オフ1億8000万円でサインした。昨年から倍増である。1億円の大台突破どころか2億に迫ろうかという勢いだ。今季の12勝の活躍はもちろんだが、2年連続2ケタ勝利、防御率もともに2点台と安定感は抜群。この出世は当然のことだろう。 今年、本塁打王に1本届かない25本塁打を放って「覚醒」した感がある、日本ハムの万波 中正外野手(横浜高出身)は、2000万円から4倍の8000万円。アップ率ではNo.1を誇る。 残念ながら戦力外通告となった選手もいるが、来季プロ6年目を迎える「2018年高校生ドラフト組」。根尾、藤原、オリックス移籍の吉田という、18年夏甲子園の決勝を戦った「ドラ1」の逆襲を楽しみにしている。