<仮面ライダー555>半田健人&芳賀優里亜 完全新作「パラダイス・リゲインド」への思い ファンに喜んでもらうため妥協なし「脚本も一部相談させていただいた」
--久しぶりに巧と真理を演じられていかがでしたか。
半田さん:不思議なほど自然にできました。乾巧という役は、半分は自分の中の素材を使って演じていたので、そこまで役作りをしていないんです。半分は“自分自身”(笑い)。なのですぐに戻れるんです。芳賀さんは役作りはしていましたか?
芳賀さん:私は、真理と自分は似ていると思っていないので、作っている部分はあったと思います。でも無理なく演じていたので、久しぶりでも、こうだったっけ?みたいなことはありませんでした。
--役と“真逆”な部分はありますか。
半田さん:巧は言葉数が少ないですが、半田は放っておいてもしゃべる人間ですから。それに、巧は本当のことをあまり言いませんが、半田は本当のことしか言いませんから。そこは真逆ですよね。
芳賀さん:(爆笑)。
--今作の巧も、あまり本心を語らなかったですよね。
芳賀さん:それが「555」だもんね。
半田さん:「555」とは何なのか一言でいうと「やせ我慢の美学」。それが一つの哲学になっている。みんな本当のことを言わないんです。
芳賀さん:それでややこしくなる(笑い)。
◇ファンの期待は「絶対裏切らない」作品に
--今作のストーリーは予想できましたか。
芳賀さん:(変身アイテムが)ガラケーからスマホになるのは想像してたよね(笑い)。
半田さん:うん。でもまさか新型ファイズが出てくるとは。そこまで奮発してくれるとは思っていませんでした。
--大人に成長した巧や真理も登場します。
半田さん:みんな成長していますが、実は劇中では厳密に“何年たった”とかは言っていないんです。そこはフラットに見ていただければな、と。何年後の世界かは見てくださる方の印象次第だと思っています。
芳賀さん:もしかしたら5年しかたっていないかもしれませんし(笑い)。
半田さん:そう捉えるのも全然アリだと思う!
--予告が公開されると、大きな話題になっていました。