イ・ジュニョン 強烈な悪役は「僕にとって大きな収穫でした」痛快アクションで存在感を発揮『勇敢な市民』【インタビュー】
イ・ジュニョン 強烈な悪役は「僕にとって大きな収穫でした」痛快アクションで存在感を発揮『勇敢な市民』【インタビュー】 1/2
高校を舞台に元女子ボクシング王者の非正規教師と極悪セレブ生徒の対決を描いた痛快アクション『勇敢な市民』が1月17日に公開となる。 有力者の両親を持ち、教師の干渉すら許さない凶悪な生徒ハン・スガンに支配されたムヨン高校。正規雇用を目指す非正規教員のソ・シミン(シン・ヘソン)は、先輩教師の忠告を守り、スガンの傍若無人な振る舞いを黙認していたが、やがて我慢の限界を突破。元女子ボクシング王者のスキルを武器に、猫のマスクで正体を隠し、スガンの暴力に立ち向かう…。 本作で、凶悪な生徒ハン・スガンを演じているのが、K-POPグループ“U-KISS”での活動を経て、俳優としてさまざまな役に挑戦してきたイ・ジュニョン。大きな見どころとなるアクションシーンの舞台裏や強烈な存在感を発揮するスガンの役作りついて語ってくれた。 -キレのあるスピーディーなアクションが満載で圧倒されました。アクションシーンは、数カ月にわたるトレーニングを積み、99%をご自身で演じられたとか。 それは実は、僕の欲張りから始まった話だったんです。元々はスタントの方がいらっしゃったんですけど、アクションの合間に見える一瞬の表情が大事だと思ったので、つい「自分でやりたい」と言ってしまって。でも、始まって1週間経ったところで、後悔しました(笑)。 -それは、なぜでしょうか。 元々ボクシングの経験はありましたが、よりうまく見えるようにカメラアングルなどを意識しながらシン・ヘソンさんと一緒にトレーニングしたところ、生傷が絶えなくて。本番でも、誤ってカメラを殴ってしまったり、アングル的に実際に殴られざるを得ないシーンがあったりして、とても痛い思いをしたんです。だから、もし今、「もう一度挑戦するか?」と聞かれたら、ためらいますね。それくらい大変でした。でも、俳優としては必要なことだと思ったので、挑戦したことに後悔はありません。 -その努力のかいあって、迫力満点でした。劇中ではスガンの鋭いまなざしも、その怖さを強く印象づけていますが、パク・ジンピョ監督からは「悪い目を意識して」というお話があったそうですね。あの「目」はどのように作り上げていったのでしょうか。 1人で鏡を見て、悪そうな目を練習していました。監督から「ジュニョンは優しい」と言われたので、逆に「悪い面は何だろう?」と、怒り狂った自分を想像して。ときどき、監督に「この目、どうですか?」と確認したら、「いいよ、続けて」と言われたので、そのまま頑張りました。