「10本全て的中!大役を見事に果たしたのは18歳の射手」弥彦神社で弓始神事
新潟放送
今年1年の厄除けや五穀豊穣を祈って矢を放つ新年恒例の神事が7日、弥彦神社で行われました。その中で大役を担ったのは18歳の射手です。 【写真を見る】「10本全て的中!大役を見事に果たしたのは18歳の射手」弥彦神社で弓始神事 弥彦神社で行われた「弓始神事(ゆみはじめしんじ)」 今年1年の厄除けや五穀豊穣を祈って毎年1月7日に行われる伝統的な神事です。 【記者リポート】「強い雨が降り時折強い風が吹く中、次々に矢が放たれています」 射手10人が災いを追い払う願いを込め、10本ずつ、およそ45メートル先の的に向かって矢を放っていきます。 その行方を見守っているこちらの夫婦。実は… 【吉田博美さん】「きょうは息子が出るので見に来ました。1本でも当たればうれしいです」 こちらが息子の獅門さん18歳です。 去年10月に行われた弥彦村の弓道大会で優勝し、弓始神事の射手に選ばれました。高校時代に弓道部でインターハイや国体に出場した腕前です。 【獅門さん1射目】 その後も立て続けに的中させていきます。 【父の健一さん】「新年早々縁起がいいですね。一生懸命やっていることが身になっていてめでたい」 悪天候の中でしたが、会場は伝統的な神事をカメラに収めようと、多くの人が訪れていました。 【訪れた人は】「家内安全とか健康とかを心に入れてシャッターを切っている」 【訪れた人は】「魅力は緊張感でしょうかね」 吉田獅門さんは、なんと最終的に10本全て的中。初の大役を見事に果たしました。 【母の博美さん】「すばらしいです。日ごろの練習の成果が発揮できて、みなさんの幸せを祈りながら1本1本打てたのかなと思うとすごく感激です」 【吉田獅門さん(18)】「今年のみなさんの健康を祈りながら引かせてもらいました。今年19歳の年なのでまだいろいろ将来が決まっていないところもあるので、変化がある年にしたいです」 今年1年の福を願う伝統的な神事「弓始神事」今年は100本中69本が的中したということです。
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