J1札幌 最下位脱出ならず 川崎に0-3完敗…ペトロヴィッチ監督「選手たちには自信を失ってほしくない」
◆明治安田J1リーグ ▽第13節 川崎3―0札幌(11日・U等々力) 北海道コンサドーレ札幌はアウェーで川崎と対戦し、0―3で敗れた。前半30分に先制点を許すと、立て続けに失点。後半はMF青木亮太(28)ら攻撃陣が果敢にシュートを放ったものの、不発に終わった。2連敗を喫し、最下位脱出はならなかった。 *** 札幌のCB家泉怜依(24)は「最悪の試合だった」ともらした。PKを含めて3得点を許してしまった川崎FWバフェティンビ・ゴミス(38)には十分警戒していたはずだが、対応しきれず。「試合前にやろうと思っていたことができなかった」と反省の言葉ばかりだった。 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は最下位に沈む現実以上に、選手たちのメンタルを危惧した。完敗でも「主導権を握っていた前半20分までに得点できていれば違った展開になった」と前向きにとらえ「結果の責任は私にある。選手たちには自信を失ってほしくない」と淡々と話した。 「下を向いていてはいけない」と話したのは、家泉に代わって後半から出場し、追加点を与えなかったDF岡村大八(27)だ。すでに15日の磐田戦に目を向け「ここから一つでも多く勝ち点を取りに行く」と決意を示した。(甲斐 毅彦)
報知新聞社