開幕戦でRBが見せた謎戦略について元ホンダ浅木泰昭氏「なんで?って思うことが昔からありましたよ」|F1
元ホンダ・レーシング(HRC)のF1エンジン開発責任者である浅木泰昭氏が『DAZN』の第2戦サウジアラビアGPフリー走行1回目の生中継にコメンテーターとして出演した。 【F1™|ハイライト】F1™2024第2戦 STC・サウジアラビアGP 予選|2024 中継では現地の状況を見ながら、ビザ・キャッシュアップRBが開幕戦で見せたストラテジーについて言及。 今季初戦で角田裕毅は11番グリッドからスタートするも、ピットインの度ライバルチームにアンダーカットを許し、大きくポジションを下げていった。 最終スティントのハードでトラックに戻った角田は、まだタイヤが温まっていないターン1でオーバーランしてしまい、ここでケビン・マグヌッセンに抜かれる。この後角田は追い上げてマグヌッセンのDRS圏内まで差を詰めたが、後方からはソフトを装着したダニエル・リカルドが良いペースで上ってきた。
この状況でチームは角田に「ユウキ、ダニエルとポジションをスワップしよう」とチームオーダーを指示。角田は「今?冗談だろ?」と不満をあらわにしつつ、残り5ラップの途中でリカルドに進路を譲った。 だがリカルドのペースもここまでとなり、マグヌッセンを最後まで抜くことができず。チームオーダー発動、かつ順位が変わらなかった状態ながら、リカルドはチェッカー前に角田にポジションを戻すこともなく、P13リカルド、P14角田でのフィニッシュとなっている。 サウジアラビアGP、FP1の中継内では、実況のサッシャ氏とコメンテーターの浅木氏がRBのストラテジーについて言及した。 サッシャ「前回一番不思議だったのは、RB最初のピットストップはなぜリカルドだったのか。角田のほうが前を走っていたわけですけど」 浅木「私が知っているアルファタウリ時代からそんな感じのチームでしたけど。なんで?って。狙ってやっているんじゃなくて、そうなっちゃう時が……」 サッシャ「セオリーって普通、前にいるほうが(ピットインの)優先権があると思うんですけど」 浅木「なんで?って思うことが何回か昔からありましたよ。それ、意図があってやっているようなチームじゃないんですよ。私が知っているアルファタウリ改め、RBは」
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