バークレイズ、英金利は12月据え置きと予想 引き下げから変更
[8日 ロイター] - 英大手銀行バークレイズは7日の調査ノートで、イングランド銀行(英中銀)は12月の会合で政策金利を据え置くとの見方を示した。中銀が不確実性と緩やかな政策運営を強調していることが理由で、これまでの利下げ予想を変更した。 中銀は8日政策金利の引き下げを決定。英予算がインフレと経済成長加速につながると予想されるため、今後の利下げは緩やかになる可能性が高いとの見解を示した。 バークレイズは「記者会見での主なメッセージは、財政措置の影響や労働市場など、不確実性の大きさを強調することだった」と指摘。 この不確実性は今後数週間で十分に解消される見込みはなく、「漸進性」やインフレ予想が強調されていることから、12月は金利据え置きが予想されるとした。 一方で、利下げが遅れればサイクルはより積極的になると予想。 利下げは2025年2月に25ベーシスポイント(bp)、その後は5月、6月、8月、9月にも25bpで実施され、「ターミナルレート」は3.50%になると予想している。