影響が長く続いている台風10号。断続的に降った雨は午後には弱まりましたが、今も警報が発表されているところもあり、引き続き警戒は必要です。 【写真を見る】台風10号交通はストップ、店舗も休館、各地で長引く影響…引き続き警戒を 断続的に降った、雨。降り始めからの雨量は高知県仁淀川町や高知県津野町などで600ミリを超えました。 茶色い濁流が流れていた四万十川は、水位も上昇。 高知県津野町北川（つのちょう・きたがわ）では高さ100メートル、幅30メートルに渡って、山肌が崩れました。 須崎林業事務所などによりますと土砂は北川の支流をこえて町道にまで達していて、県や町が土砂の撤去に向けて対応を進めています。ケガ人はいません。 高知県四万十市田野川（たのかわ）でも、市道脇の山肌が崩れ建設会社が撤去作業にあたっていました。通行止めにはなりませんでしたが、降り続いた雨が土壌に影響を与えたのがわかります。 県内では今も大雨警報が発表されているところがあり、31日午後6時までの24時間に中部と東部で300ミリ、西部で150ミリの雨が予想されています。 また、30日の夜にかけても線状降水帯発生の予測情報が継続されています。引き続き、警戒してください。 （職場が近くにある人） 「今回は（水位が）上がっていないから、これからどういうふうになるか。これから（台風が）通っていくよね、上を。これからどれぐらい降るかよね。線状降水帯かね、あの雨でどうなるかよね」 （リポート:松岡　葵アナウンサー） 「歩道にあるこちらの木なんですけれども、さけるようにして折れてしまっています。風の強さがうかがえます」 台風の接近に伴い、風も強くふきました。午後3時までに観測された最大瞬間風速は室戸岬で24.1メートル、宿毛市で22.5メートルです。 （近所の人） 「今朝、新聞取りにきてみたら、折れてたからびっくりして。ここだけかなと思うてみたんですよ。そしたら（折れている木は）ここだけみたいですね。」 （Q.これまで木が折れることは?） 「初めてです。でびっくりして」