《ブラジル》第1アリアンサ百周年11月20日=式典に長野県副知事ら8人来伯
第1アリアンサ文化体育協会(ACEPA、弓場的(ひょう)会長)は11月20日(水、黒人意識向上の日祝日)に、入植100周年式典を同地会館で開催する。100年前の同日が記念すべき入植日だ。副知事を含めた長野県からの慶祝団8人も出席する予定。 当日は14時から同地の北原地価造広場で百周年記念石碑の除幕式、15時半から同会館で式典および敬老会となる。来賓の挨拶、記念プレートの序幕、くす玉開き、鏡開きなどに加え、75歳以上の住民への記念品贈呈などが行われ、17時半から晩餐会となる。 来社した弓場会長は「2019年に望月友三会長(当時、故人)から『百周年をよろしく頼む』と言われ、5年前から準備を進めていました。百周年の機会に、若い人に祭りのやり方を教えないといけないと考えていました。といっても僕は日本の祭りには参加したことないんですけどね」と頭を掻いた。 百周年を記念して9月7日晩に同地で、特別に盛大に開催された盆踊りがその「祭り」で、サンパウロ市からの来場者も含め約4千人が参加した盛大なものになった。神輿に加え、特別に「巫女踊り」、サンバ調にアレンジした「アリアンサ用八木節」も披露された。 夫と共に来社した弓場あさかさん(小原明子さんの長女、60歳、2世)は、「弓場バレエが日本公演した1991年時から親交のある日本の音楽家・神代充史(じんだいみつし)さんに両曲の編曲を依頼して、今はセアラー州在住の小原あや(妹)が4回もアリアンサまできて振り付けを練習してくれ、2年がかりで準備してきた祭りでした」とその内幕を明かした。 現在第1アリアンサには66日系家族が在住している。弓場さんは「再来年は第2アリアンサ、3年後は第3アリアンサが百周年になるので、団結しながらやっていきたい」と表情を引き締めていた。