「吹き振り」観客を魅了 山形・山響定演、メイエさんが登場
山形交響楽団第320回定期演奏会が19日、山形市の山形テルサで開かれた。世界最高峰のクラリネット奏者ポール・メイエさんが指揮、ソリストで登場。指揮しながら独奏する「吹き振り」を披露し、華麗なる演奏で観客を魅了した。 メイエさんは世界有数のソロ・クラリネット奏者として活躍する一方、指揮者としてのキャリアも積み、各地で指揮台に立つ。今回はシュポアのクラリネット協奏曲第2番で吹き振りを行った。華やかな難曲を卓越した技術と表現力で難なく吹きこなし、オーケストラと調和しながら変幻自在に音色を奏でた。 シューベルトの交響曲第4番「悲劇的」とプーランクのシンフォニエッタも演奏された。 同じプログラムの公演が20日午後3時から山形テルサで開かれる。