競歩・鈴木雄介、引退へ 男子20キロの世界記録保持者
富士通陸上部は23日、男子20キロ競歩で世界記録を持つ鈴木雄介(36)が今月限りで現役を引退すると発表した。鈴木は「お世話になった陸上界や競歩界へ自分の経験を還元したい。次の道に進む」などとコメント。今後は新潟食料農業大でコーチを務めるとしている。 石川県出身で、2012年ロンドン五輪に出場。15年には1時間16分36秒の世界記録を樹立した。50キロで臨んだ19年世界選手権では金メダルを獲得。その後はオーバートレーニング症候群などに苦しみ、出場権を得ていた21年の東京五輪は辞退した。