【JMAEXPO】関根シュレックが南アフリカの巨人ボクサーに勝利
JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE 2024年10月19日(土)神奈川・横浜BUNTAI 【写真】懐の深いヴィッセルにパンチを浴びながらタックルに行く関根 ▼第4試合 巌流島ルール 無差別級 3分3R 〇関根“シュレック”秀樹(柔術/ボンサイ柔術) 判定2-1 ※29-28、28-29、、28-28(マスト関根) ×ルアン・ヴィッセル(ボクシング/南アフリカ) 関根はプロレスラー・柔術家であり元警察官という異色の肩書きを持つファイター。巌流島には2017年に初参戦し、これまで4勝1敗。2020年にはRIZINにも参戦し、格闘技とプロレス両方のマットで激闘を繰り広げている。身長175cm、体重115kg。 ヴィッセルはボクサーで、身長207cm、体重130kgの巨体を持つ。ボクシング戦績は15勝3敗だという。フランシス・ガヌーとオレクサンドル・ウシクのスパーリングパートナー。トレーナーはあのマイク・ベルナルドやジャイアント・ノルキアらを育てたK-1の名伯楽スティーブ・カラコダ会長だ。ボクサーになる前はラグビーチームのスプリングボクスに所属、ポジションはロックで5番、U21のチームとナショナルチームでプレイした。 1R、関根は左右に動き、右カーフを蹴る。右オーバーハンドで突っ込むも距離が遠くヴィッセルは軽々とかわす。1分半が過ぎたところでヴィッセルがジャブから連打に、関根はすかさずタックルに入り、ガブったヴィッセルをひっくり返して上になるがブレイク。関根が右ローからシングルレッグに行こうとするも、ヴィッセルの左フックをもらう。 2R、関根は右フックのフェイントをかけ、ヴィッセルのジャブには右ロー。ヴィッセルが右を打ち下ろすと、関根は舌を出して両手を広げ“もっと打ってこい”と挑発。ヴィッセルは待ちの姿勢で自分からはほとんど手を出さず、関根がフェイントを仕掛ける展開が続く。 ヴィッセルのワンツーに関根がダブルレッグも、ヴィッセルがガブって防ぎ立ち上がる。ニヤリと笑って立ち上がる関根。ジャブから右ストレートのヴィッセルに関根がダブルレッグ、ヴィッセルにガブられるがひっくり返し、ニーオンザベリーから鉄槌を連打しているところでラウンド終了。関根は左目上から流血。 3R、関根がいきなりダブルレッグ、ヴィッセルはガブるがやはり関根がひっくり返す。関根がパウンドを連打し、ヴィッセルは立ち上がろうとするも関根は離さずパウンドを連打。寝技30秒でブレイク。すぐに関根がシングルレッグでテイクダウンし、立った状態からパウンド、ニーオンザベリーから鉄槌も連打。マウントになってパウンドを連打も30秒でブレイク。再開後、関根はすぐにダブルレッグでテイクダウンを奪い、サイドから鉄槌を打つが関根もかなりの疲労が見られる。最後は関根がダブルレッグに行ったところで試合終了。 判定は2-1と割れたが、関根が大きな体格差を跳ね返して勝利をもぎ取った。 関根はマイクを持つと「正直言うと怖くて毎日寝れなかった。本当は弱虫だと思う。だけどね、こんな弱虫でも自分のことは信じられないけど一緒に練習している仲間のことだけは信じられるから、彼らが一緒に練習して応援してくれるから頑張れる。この舞台を作り上げてきたプロレス、UWF、PRIDEの先輩たち、この舞台を守ること、そして未来の子供たちにこの舞台を運んであげること。そのためなら50歳のおっさんでもまだまだ頑張れると思います。これからも頑張ります。ただ自分は51歳であまり先がないかしれないです。どうか僕に戦う舞台をください」と訴えた。
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