日本初演!ギターを弾きながら演じる“ひとり芝居ミュージカル”『ライオン』本日開幕
実話に基づく物語を、たったひとりの俳優がギターを弾きながら演じる“ひとり芝居ミュージカル”、『ライオン』が日本初演される。脚本・作曲・作詞のベンジャミン・ショイヤーが自ら出演したニューヨークやロンドンでの公演は、ドラマデスク賞ソロパフォーマンス賞やオフ・ウエストエンド賞ニューミュージカル賞に輝く高評価を獲得。本日12月19日(木) に東京・品川プリンスホテル クラブeXで開幕する公演は、マックス・アレクサンダー・テイラー(来日版・日本語字幕付)と成河(日本版)という異例のWキャストとなる。 【動画】ミュージカル『ライオン』日本版楽曲のPV 物語は、10歳のベンが家族の話をするところから始まる。ニューヨークに暮らす数学者の父親と数学嫌いの彼は、一緒にギターを弾く時間によって繋がっていた。しかしベンが14歳の時に起きたある出来事をきっかけに、父子の関係は大きく変化。イギリスの男子校での寮生活、グランドセントラル駅で出会った彼女との恋、母親や弟たちとの繋がり……。移ろいゆく時間のなかで、ベンの近くにはいつも音楽があった――。 すでに英米公演でベン役を演じているテイラーは本作について、「幼少期に“失うこと”を知った少年の物語。彼が人生の中で、ギターや人生、そして家族を通して、その喪失にどのように向き合い乗り越えていくかを描いています。また彼は、困難を通して自分にとって本当に大切なものが何かを発見していきます。 これは特に今の時代に繋がるメッセージだと思います」と魅力をアピール。あわせて、「日本の皆様にこの作品をお届けできることが本当に本当に楽しみです」とコメントを寄せている。 一方、ベン役をオーディションでつかんだ成河は、およそ20曲をギターで弾き語る難役への挑戦を決めた理由を、「人生や家族のことがものすごく胸に迫ってくる作品だったので、これはぜひやりたいなと思った」と説明。「ベンジャミンという人に起こったこと、彼が乗り越えていった苦悩、そして手に入れたもの、気がついたこと、というものを純粋にお客様にお伝えしたい」と意気込みを語る。 成河はまた、宮野つくりと共同で翻訳・訳詞も手掛けており、1年かけて取り組んだというその成果も、日本版の大きな見どころとなりそうだ。 <公演情報> ミュージカル『ライオン』 脚本・作曲・作詞:ベンジャミン・ショイヤー 演出:アレックス・ステンハウス、ショーン・ダニエルズ 翻訳・訳詞:宮野つくり 成河 出演:ベン役(Wキャスト) 来日版(日本語字幕付)=マックス・アレクサンダー・テイラー 日本版=成河 2024年12月19日(木)~12月23日(月) 会場:東京・品川プリンスホテル クラブeX