映画『グラディエーターⅡ』ポール・メスカルらキャスト4人が来日 橋本愛による花束贈呈も
コンペティション部門審査員・橋本愛が花束を贈呈
記者からの質問も飛び、「あれだけ多くのアクションに、アドレナリンを出し続けられる秘訣は?」と問われたメスカルが「リドリー!(笑)」と一言で片づけて笑うと、ワシントンが「26歳だからね(笑)」と若さにツッコんで会場を沸かせる一幕も。メスカルは続けて「どの瞬間にも、毎分アドレナリンを与えてくれる監督なんです。トレーナーさんにもお世話になりました。夢のような作品、夢のような撮影セットですし、これだけ沢山の人が愛する作品の続編ですから、これでアドレナリンが出ないなら俳優という仕事は考え直したほうが良いですね!」と監督をはじめ製作陣への感謝とともにコメントした。 一般当選の招待客からの質問も受けることとなり、ワシントンが「あの人にしよう!」と当てた観客から「日本では1作目『グラディエーター』の4Kデジタルリマスター版が先日上映され、24年ぶりに劇場で観ることができ、続編の予告編を見たときに主人公ルシアスが、前作の主人公マキシマスの息子である(つまりコニーが演じるルッシラとの間に生まれた)ことを知って驚きのあまり持っていたドリンクをこぼしてしまいました……。コニーさんは当時から、本作の主人公がマキシマスの息子であることを知っていたのでしょうか?」と鋭い質問が。ニールセンは「ノー、ですよ。まさかこんな形でお話が続くとは想像もしていませんでした。でも、小さな息子ルシアスをマキシマスに紹介するシーンで、私の役作りの感情の中では“もしかしてこのふたりには昔、実らないロマンスが少しあったのでは”と抱えていた秘密のようなものを感じて演じていました」とニールセンだからこそ感じ、語れる言葉に場内も聞き入っていた。 最後には、はるばる来日を果たしたキャストたちへの熱い歓迎と感謝を込め、本映画祭でコンペティション部門審査員を務める俳優・橋本愛が駆けつけ、一人ひとりへ花束を贈呈。和やかな雰囲気に包まれながら、写真撮影にあたってワシントンからエレガントにエスコートされて恐縮気味な様子も見せつつ、橋本は日本最大の映画祭という場にちなんで「日本にお越しになった印象はいかがでしょうか?」と問いかけると、デンゼルは「まだ(仕事だけで)外に出られていないんだよ(笑)」とこれからのエンジョイを楽しみにしているようで、ニールセンは「明治神宮に行き、七五三という行事で着物を身につけた子どもたちがたくさんいたので本当に美しくて感動しました」とさっそく日本文化に触れたそう。 メスカルとヘッキンジャーの20代コンビは、ゴールデン街の近くのカラオケに繰り出したそうで、照れながら「シャナイア・トゥエインの『スティル・ザ・ワン』、クランベリーズの『ゾンビ』、ABBAの『ダンシング・クイーン』など歌いましたね……あとは記憶がぼんやりしています……(笑)」と思い思いに日本カルチャーを堪能していることを明かし日本のファンを喜ばせていた。 4人は11月5日(火) 、パラマウント史上最大規模、約1,000人の観客が集うレッドカーペットイベントに登場する予定だ。 <作品情報> 映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』 11月15日(金) 公開 (C)2024 PARAMOUNT PICTURES.