総合満足度スコア

　J.D.パワーは、10月9日に「2024年スマートフォン金融・決済連携プラン顧客満足度調査」の結果を発表した。ahamoポイ活（ahamo）、auマネ活プラン（au）、ペイトク（ソフトバンク）、Rakuten最強プラン（楽天モバイル）の4プランを対象としている。 【画像】1位のキャリアは？　総合満足度ランキング 　顧客満足度は「使用可能データ容量／通信速度」「金融・決済特典のよさ」「各種キャンペーン／適用割引」「契約手続き時の説明」を設定し、各ファクターの総合満足度に対する影響度から総合満足度スコアを算出。総合満足度は639ポイント（1000点満点）で、年代別に見ると若年層が最も高い。 　若年層と高年層のファクターごとの満足度を比較すると、決済特典のスコア差が最も大きい。若年層は高年層と比べて還元特典対象となる決済利用額が大きく、ポイント上乗せなどの還元特典をより多く享受している傾向が高いことが背景にあると推察できる。 　各ファクターの満足度評価を横並びに比較すると、使用可能データ容量／通信速度の評価が最も高い。金融／決済連携プランはデータ通信量が大容量や無制限となっているものが多く、サービス利用に伴う上乗せ還元を受けながら、コスト負担を抑えてデータ通信を使用できることが評価されていると考えられる。 　最も評価が低かったファクターは契約手続き時の説明。加入によって得られる金融／決済特典が分かりやすいか聞いたところ、「そう思わない」または「あまりそう思わない」と回答したユーザーは計38％に。Webサイトと店舗を利用したユーザーどちらも4割近くを占めており、適用条件が複雑なケースや上限額が設定されているケースを理解しきれないまま加入しているユーザーが一定数いると推測できる。 　総合満足度ランキングは、3ファクターで最高評価を獲得したauが1位。2位はソフトバンク、3位は楽天モバイルとなった。