高さ生かし、佐藤にじ躍動 春高バレー 郡山女大付5年ぶり初戦突破 国体の雪辱果たす
第76回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)は4日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕した。福島県女子代表で8年連続25度目出場の郡山女大付は1回戦で誠信(愛知)を2―1で下した。初戦突破は5年ぶり。 5年ぶりの勝利を挙げた郡山女大付の選手はコート上で満面の笑みを浮かべた。攻撃をけん引したミドルブロッカーの佐藤にじ(2年)は「絶対に勝ちたいとの思いが強かった」と振り返った。 雪辱を期した一戦だった。10月の国体で本県チームは大半が郡山女大付の選手で臨んだが、5、7位決定戦で誠信の選手が中心の愛知県に1―2で競り負けた。この日は第1セットを失ったものの、第2セット以降は連続得点などで勢いづき、主導権を握った。 佐藤はチーム最長身の182センチの高さを生かしたスパイクで得点を重ねた。第3セットは相手のブロックに阻まれる場面もあったが、すぐ気持ちを切り替えた。最後は得意のブロード攻撃で勝利を決めた。
5日の2回戦は全国高校総体、国体との3冠を狙う下北沢成徳(東京)に挑む。長身の選手がそろう強豪に対し、「ブロックでワンタッチを取ってチャンスボールにしたい」と意気込んだ。