テレ東のフェイクドキュメンタリー第2弾、深夜に4夜連続放送 詳細は不明
テレビ東京によるフェイクドキュメンタリーシリーズ「TXQ FICTION」第2弾の放送が決定した。 【画像】見れば見るほど不気味……『飯沼一家に謝罪します』予告カット タイトルは『飯沼一家に謝罪します』。12月23日(月)~26日(木)の深夜2時に、4夜連続で放送される。 併せて、TXQ FICTION第1弾『イシナガキクエを探しています』をTVerで無料配信することも決まった(配信スケジュールは未発表)。
詳細不明……TXQ FICTION第2弾「飯沼一家に謝罪します」
『飯沼一家に謝罪します』のあらすじなど内容の詳細は不明。 現状唯一の手がかりとなる15秒の予告は、スーツを着た男性がかしこまって登場して、カメラに向かって短くコメントする意味深な映像になっている。 「私はヤシロセイタロウという者です。これからこの時間をお借りして、飯沼一家に謝罪します」 画質も粗く人物の詳細はうかがい知れない。繰り返し観るたびに不気味さが増していくような映像だ。
スタッフに「行方不明展」大森時生、主題歌はキタニタツヤ
制作スタッフとして発表されているのは4人。 「行方不明展」や「このテープもってないですか?」などを手がけた大森時生さん(テレビ東京)、「ゾゾゾ」「フェイクドキュメンタリーQ」の皆口大地さん、「フェイクドキュメンタリーQ」「心霊マスターテープ」の寺内康太郎さん、第2回日本ホラー映画大賞を受賞した近藤亮太さんだ。 ビジュアルは、国内外で注目を集めるアーティスト・大西晃生さん(協力:GALLERY KTO)が制作。『万引き家族』や『ミッドサマー』のポスターデザインで知られるグラフィックデザイナー・大島依提亜さんがデザインを担当した。 また、OPテーマはTVアニメ『呪術廻戦』や『【推しの子】』のOP主題歌を手がけたキタニタツヤさんが担当する。
小説、YouTube、映画──ブームのフェイクドキュメンタリー
ここ数年、フィクションをドキュメンタリー形式で描くフェイクドキュメンタリーおよびモキュメンタリー作品が話題だ。 手法としては昔から存在していたが、YouTubeチャンネル「フェイクドキュメンタリーQ」を筆頭に、耳目を集めるコンテンツが同時多発的に発表されたこともあり、改めて注目を集めている。 メディアミックスも豊富な小説 『変な家』(雨穴さん)といったヒット作も多い。 モキュメンタリーホラーの旗手・白石晃士監督によって実写映画化される小説『近畿地方のある場所について』(背筋さん)は、今まさに旬の作品だろう。 映像作品では、失踪した女性・イシナガキクエを探す男性に、テレビ東京が協力を依頼されたという設定の『イシナガキクエを探しています』(TXQ FICTION第1弾)も話題に。 イベントでは「行方不明展」が今夏7万人を動員し、書籍化も決定。この番組とイベントは、共に前述した大森時生さんらが手がけている。
『飯沼一家に謝罪します』制作スタッフコメント
・大森時生さん(テレビ東京) 謝罪をすれば、罪を償ったことになるのでしょうか。 ・皆口大地さん 新作はある家族の幸せがテーマです。ハートフルな物語が完成しました。 ・寺内康太郎さん 現実のように複雑な構成と、シンプルな演出を心掛けました。 ・近藤亮太さん 「罪」とは「正しくない行いをした結果として、問題にされるもの」だそうです。ぜひ、何が正しくなかったのか、を見届けてください。 (c)テレビ東京
KAI-YOU編集部