『SEED FREEDOM』主人公機が仰天チェンジ…“銀河”をまとった美しすぎるガンダム爆誕「CGかと思った」「すごくギャラクシー」
■銀河塗りは、キャンディ塗装の応用「ただしミスしたらはじめからやり直し」
――本作の大きな特徴はきらびやかな塗装です。宇宙を思わせる「銀河塗り」が見事に施されているわけですが、そもそもこの手法はどういった経緯で始められたのですか? 【Tacker-01】2年ほど前に制作したクシャトリヤで初めてやってみました。クシャトリヤも人気のキットで、当時からすでにさまざまなカスタムを施された作品が多く見られました。以前取材していただいた『ゴッド(仏)ガンダム』の時にもお答えした通り、私は他人と違うものを作ることに執着しているので、どうにかしようと考えた結果、天球儀をモチーフにした「銀河塗り」を施そうと思いました。 ――素人質問で恐縮なのですが、「銀河塗り」はどのように行うのですか? 【Tacker-01】キャンディ塗装の応用なので特別なことはしていないんです。ただし、色を重ねていって形にするので、ミスするとはじめからやり直しになるのでつらいですね。 ――イチからやり直しは厳しいですね。今回、ライジングフリーダムにこの手法を施そうと思ったのにはなぜですか? 【Tacker-01】元々銀河塗りはパーツの面が大きいものや、装甲色がほぼ単色のキットをメインにやっていました。そのほうが塗りやすいし鮮やかだと思っていたからです。ただ、今回ライジングフリーダムを選んだのは、「この機体に“銀河”を乗せたらどうなるのか気になった」というのが大きいですね。この塗り方に慣れてきたから、というのも理由のひとつではあるんですが。 ――実際、制作する際にどんなところに気を付けましたか? 一番、こだわった点、苦労した点と合わせて教えてください。 【Tacker-01】このキットは全体的に面が細かいので、それらのエッジが潰れないようにしつつ、銀河に見えるように注意しました。こだわったのは、ライジングフリーダム本来のカラーを生かしつつ、背部ウイングの黒いパーツの所にレッドやオレンジで少し色を足すことで全体を鮮やかに見えるようにしました。苦労したのは、たまに細かいパーツが居なくなるのが大変でした(笑)。