元保護猫との新しい生活、猫初心者の飼い主が猫と家族になるまで 「これからも仲良く楽しく暮らしていこうね」
車の下に小さな子猫の姿が……! 「Mくんとは、2022年7月に出会いました。パパの職場の駐車場で、パパの車の下に一日中いた子猫。台風が近づいていた日だったので心配になり、とても汚れていたので連れて帰ってきました。翌日、動物病院へ。生後推定2、3カ月とわかり、そのまま家族になりました」 【写真】保護後、4日目のMくん。ぴょこんと上がったしっぽがキュート そんなコメントとともに愛猫の写真を投稿したのは、X(旧Twitter)ユーザー@junkomerryさん。そこには、茶トラの男のコ「M」くんが写っています。車の下に隠れ、のちの飼い主さんをじっと見つめるMくんは不安げな表情を浮かべています。 リプライ(返信)には「素敵な家族に出会えて良かったねぇ」「Mくんいいご家族に出会えて良かったですね。うちもそうですけど出会えたことは何かご縁があるってことですよね」「良かったねぇ。今は幸せいっぱいにゃね」など、さまざまな声が寄せられています。 今では、飼い主さん家族の一員として大切に育てられているMくん。保護当時はどのような様子だったのでしょうか? 成長した現在のMくんになるまでの経緯について詳しいお話を伺いました。
猫との暮らしは初めて。友人の力をかりてMくんとの暮らしがスタート
飼い主さんの夫が勤務する会社で、夫の車の下から保護されたMくん。当時は、体が汚れ、見た目にも健康状態が思わしくないことがわかりました。 動物病院で診察を受けると、猫風邪や耳ダニなどを患っていることが判明。飼い主さん夫婦は、Mくんが元気を取り戻すように力を尽くします。 飼い主さん: 「生後2、3カ月くらいの小さな体で病気を患っていましたが、薬を飲んで治療を続けたおかげで、今ではとても元気に。とてもかわいらしく成長しました!」 そうして飼い主さん夫婦は、Mくんを家族に迎えることを決意。ところが、飼い主さん夫婦は、どちらも猫と暮らした経験がなかったため、何を準備すれば良いのわかりませんでした。 飼い主さん: 「初めて病院に行ったとき、Mくんからずっとバイクのエンジン音みたいな音がしていて『この猫ちゃんからずっと音がしているのですが……』と言ったところ、獣医さんが大笑い。『これは猫ちゃんがのどをゴロゴロと鳴らしているのですよ』と教えてもらうほど、猫のことを知らなかったのです。何を準備すればよいのかもわからなかったので、猫と暮らしている友人に相談。すると、友人はすぐに必要なものをすべて準備してくれて、とても助かりました」 こうしてMくんは、飼い主さん家族の一員に。安心できる環境が整ったおうちで、新しい生活を始めることができました。そして、飼い主さん家族にも変化があったようですよ。 飼い主さん: 「実は、夫はそれまで猫は苦手でした。ところが、Mくんと暮らすようになってからは溺愛するように。爪切りも上手にできるようになりました」