「セイヤはここが大好きなんです!」 鈴木誠也が10号ソロ、ブルワーズ本拠地でロード最多の通算4本塁打
◇28日(日本時間29日) ブルワーズ4―2カブス(ミルウォーキー) カブスの鈴木誠也外野手(29)は敵地のブルワーズ戦で10号ソロを放つなど4打数1安打、1打点3三振。試合は同じナ・リーグ中地区首位のブルワーズに敗れ、カブスの地区最下位は変わらなかった。 これで「デビューから3年連続2桁アーチ」は、2005年ヤンキースの松井秀喜と2010年カブスの福留孝介に次ぐメジャー日本選手で3人目の快挙。また、メジャー通算44発は井口資仁(元ホワイトソックス)に並ぶ同歴代5位に浮上した。 やはり、この球場は相性が良かった。4回の第2打席。鈴木が内寄り139キロのカットボールに腕をたたみ、右手の返しを意識して捉えた打球は左翼ポール際に着弾する10号先制ソロとなった。 地元中継局マーキーSNのシアンビ実況は「セイヤはここが大好きなんです!」。相方のデシェイーズ解説者は「全くその通りだ。きっとバックスクリーンの具合でボールが見やすいんだろう。ミサイルのような打球があっという間にスタンドまで飛んでいったね」と評した。 敵地にもかかわらずスタンドから温かい拍手が送られる中、鈴木はハリス三塁ベースコーチとハイタッチすると、右手の人さし指を天に掲げてホームイン。同実況は「まるで(カブス本拠地)リグリーフィールドのような歓声です」と、声を弾ませた。 実際、鈴木はこの敵地アメリカンファミリーフィールドで過去19試合は通算打率3割3分3厘(63打数21安打)。これで通算4本塁打は、ロードの球場で最多だ。(写真はAP)
中日スポーツ