松本人志の「M―1復帰」が話題になるのは今年が最後 新体制で座る席なし
令和ロマンが史上初の連覇を達成した「M―1グランプリ2024」は大盛況の中、幕を閉じた。 【写真】M-1グランプリ2024決勝進出メンバー 大会前、注目されたのは「審査員はどうなるのか?」だった。これはもちろん、昨年まで審査員を務めていた松本人志が活動休止中のため、「代わりを誰が務めるのか?」という意味だった。 だが、今年の審査員は松本の代わりに誰かを1人入れるのではなく、メンバーを大幅に入れ替えた。降板したのは松本と山田邦子、サンドウィッチマンの富澤たけし。代わりに「NON STYLE」石田明、「笑い飯」哲夫、「アンタッチャブル」柴田英嗣、「かまいたち」山内健司、「オードリー」若林正恭の5人が加入した。これに昨年から引き続き「中川家」礼二、「ナイツ」塙宣之、海原ともこ、博多大吉が審査員を務め、昨年の7人から9人に増やす結果となった。 降板した3人のうち、富澤は自ら辞退したことを明かしている。 「松本さんだけでなく邦子さんも不在で審査員は大幅に若返った。新たに入ったのは、みんなかつてのM―1で優勝か準優勝したメンバー。今後は『M―1で実績ある芸人が審査する』という決意の表れとも言える。そう考えると、来年以降もM―1に松本さんが復帰することはありえないでしょう」(大阪の民放関係者) また令和ロマンの高比良くるまは優勝が決まった直後、「次は審査員をやりたいです」と宣言した。連覇という、今まで誰も成し遂げたことのない偉業を成し遂げただけに、審査員の資格は誰よりもある。来年、務めていても文句を言う人は誰もいないだろう。 さらに今年の敗者復活戦の芸人審査員も「ウエストランド」井口浩之、「とろサーモン」久保田かずのぶ、「トレンディエンジェル」斉藤司、「マヂカルラブリー」野田クリスタル、「錦鯉」渡辺隆と、M―1の優勝者がズラリと並んだ。昨年、敗者復活戦の芸人審査員を務めたメンバーの中から石田、柴田、山内が今年、決勝の審査員を務めた。今年の芸人審査員が来年、決勝の審査員を務めても全く不思議ではない。 ほかにも「銀シャリ」橋本直や「霜降り明星」粗品、さらに「ブラックマヨネーズ」吉田敬、「ますだおかだ」増田英彦など、M―1優勝者で審査員を務めてもおかしくないメンバーはたくさんいる。 今年の大会では「松本はM―1審査員で復帰するのか?」などと一部で話題になった。だが審査員が一気に若返った以上、来年以降は「くるまは本当に審査員をやるのか?」という話題は出ても「松本は?」という話題は一切なくなりそうだ。
東スポWEB