謎を解かないと推しが死ぬ―YouTubeで開催されるデスゲーム『ALTÆR CARNIVAL』がいよいよ始まってしまう
謎を解かないと推しが死ぬ―― そんなデスゲームが、実際に開催されようとしている。 もちろんこれはフィクションの話であり、実在する誰かが死ぬわけではない。しかし、そのデスゲームは2/17からYouTubeで生配信される。そして私たちは、その視聴者になることができる。 【この記事に関連するほかの画像を見る】 そのデスゲームの名は、ALTÆR CARNIVAL(アルター・カーニバル)。 ゲームには“秘密を抱えた”5人の少女が参戦し、謎解きの速度を競う。そしてもっとも謎を解くのが遅かったキャラクターが死亡する、そういうデスゲームである。 このデスゲームが一般的なデスゲームと異なるのは、視聴者が介入できるという点だ。というのも、謎を解くのはゲームに参加するキャラクターではなく、配信を見ている視聴者なのだ。 視聴者は5人の中から推しを見つけ、その子のために他の視聴者と協力して、謎を解くことになる。いわば、推しの命を懸けたチーム戦というわけだ。 そのため、誰が脱落するのかは決まっていない。どのような展開になるか――それを決めるのは、ゲームに参加するキャラクターと視聴者なのである。 そして以下の動画は、ゲームに参加する5人の少女たちの自己紹介動画である。執筆時点でまだ本編は始まっていないのだが、2月17日には早くも1人目の少女が死亡する。『ALTÆR CARNIVAL』はそういうコンテンツだ。 本稿では、いよいよ開幕する『ALTÆR CARNIVAL』について、詳しく解説していく。 ■このゲームの本当の目的は、“真実に辿り着く”こと 実はこの『ALTÆR CARNIVAL』は、『Project:;COLD 2.0』というミステリーゲームのメインコンテンツとして展開される。 「Project:;COLD」シリーズはこれまでに15万人以上が体験した“日常侵食型ミステリーゲーム”で、未解決事件となるはずだった事件の解決を目指すことを目的としている。 過去には、呪われると13日周期で自殺してしまう「血の人形・再来事件」や、中学生5人が刃物のようなもので刺し合った「惨劇の五芒星事件」といった事件がリアルタイムに発生し、Twitter(現X)やYouTubeでその様子を観測することができた。 そしてプレイヤーは、インターネット上から様々な情報を集め、謎を解いたり事件を考察するなどして物語に介入し、見事事件を解決してきた。 そんな「Project:;COLD」シリーズの最新作である『Project:;COLD 2.0』では、解決すべき事件が『ALTÆR CARNIVAL』というデスゲームであり、2月17日に“事件が発生する”ということになる。 『Project:;COLD 2.0』では“実際に開催されるデスゲーム”の視聴者になれるだけではなく、デスゲームの真相に迫り、そしてゲームに参加した5人の少女たちを救い出すことになるという。 これは、ゲームソフトやアプリがあるわけではなく、X(旧Twitter)やYouTubeといった私たちが日常的に利用している場所やサービス上で展開されるミステリーゲームなのだ。 ■謎解きはYouTubeから誰でも参加可能 従来の「Project:;COLD」シリーズでは、物語は事件編と解決編に分かれている。そして2月17日から開催される『ALTÆR CARNIVAL』は、おそらく事件編にあたるコンテンツだと思われる。 本作に参加する方法は簡単で、2月17日から『ALTÆR CARNIVAL』のYouTubeアカウントで毎週土曜日20:00に配信されるYouTube LIVEを視聴するだけだ。 『ALTÆR CARNIVAL』は「セクション1」「セクション2」「処刑パート」の3部で構成されており、謎解きに挑戦できるのは「セクション2」になる。 「セクション2」ではキャラクターごとに個別の配信枠が立ち上がり、協力したいキャラクターの配信に移動することで、キャラクター・他の視聴者と共に、謎解きに参加することができる。 謎解きには、出題から回答まで全てYouTube上で完結する「RTAS」(アールタス)という独自のシステムが使用されており、YouTubeのチャットに正解を打ち込むことで、正誤判定が行われる仕組みだ。誰か一人でも正解すれば次に進む仕組みなので、視聴者が多いほど有利といえる。 謎解きがそこまで得意ではないという方に向けては、デスゲームのゲームマスター(CV:平川大輔)がゲームの様子を実況をする配信もあるので、リアリティショーのように楽しむこともできる。 なお、この「セクション2」で最下位になってしまったキャラクターは、「処刑パート」に登場することとなり、文字通り処刑されてしまうようだ。 ■デスゲームに参加する5人の少女 そんなデスゲームには、以下の5名の少女が参加する。 ●風張 美聡(CV:佐伯伊織) プロ棋士を志し、奨励会に所属する高校2年生。 地元の人々の応援を一身に受けながら、日々将棋の腕を磨いている。 しっかり者で礼儀正しい、いわゆる優等生タイプ。 他人のだらしなさが気になると、ついつい小言を言ってしまう。 ●吉永 瑠奈(CV:首藤志奈) 占い師「天法寺ジュリエッタ」を敬愛する高校1年生。 占い、オシャレ、お菓子が大好き。 天真爛漫な性格で、誰に対しても自分らしく接する。 その素直さが災いしてか、天法寺には精神的にやや依存気味な様子。 ●花崎 薫(CV:大渕野々花) どこまでもマイペースな少女。 学校には通わず、いつも気の向くままにあたりを放浪している。 外見や雰囲気からクールな人物に思われがちだが、性格は冗談好きで気さく。 真剣な態度をとることは滅多にない。 ●日下部 祥子(CV:綾坂晴名) 経営難の職場を守ろうと頑張る会社員。 普段から、小さな幸せを噛みしめて生きている。 臆病で気が弱く、注目されることが苦手。 温厚で真面目な性格のため、職場の人間関係はかなり良好。 ●墨田 季楽々(CV:相良茉優) 「金のためならなんでもする」がモットーのフリーター。 中学卒業以来、日夜バイトに明け暮れている。 独特なノリで場の空気を荒らすことも多い。 どんなときでもテンションがブレない、かなりタフな精神の持ち主。 ■元「ドラゴンクエスト」シリーズのディレクターが総監督を務める 「Project:;COLD」シリーズのクリエイターも紹介しておこう。 総監督は「ドラゴンクエスト」シリーズの元ディレクターである藤澤仁氏で、ナンバリング初の携帯ゲーム機専用タイトル『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』や、シリーズ初のMMORPGタイトル『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族』などを手掛けてきた。 また、キャラクターデザインは『Fate/Grand Order』のバーヴァンシーや『刀剣乱舞』の京極正宗のデザインなどを手掛ける望月けい氏、映像監督はバーチャルシンガー・花譜さんのMVなどを手掛ける川サキケンジ氏、キャスティング&プランニングは声優の杉田智和氏と同氏が代表を務めるAGRSが担当する。 ■『Project:;COLD 2.0』スタッフ ・総監督:藤澤仁 ・キャラクターデザイン:望月けい ・映像監督:川サキケンジ ・キャスティング / プランニング:AGRS / 杉田智和 ・音響監督:菊田浩巳 ・謎解き:眞形隆之 ・ロゴデザイン:内古閑智之 ・制作:第四境界 ■「ALTÆR CARNIVAL」の真相は? 少女たちを救い出す方法は? 記事執筆時点では、どのようにして『ALTÆR CARNIVAL』の真相に迫り、 どのようにして少女たちを救い出すのか、その方法は明かされていない。これはおそらく、前述した通り、まだ“事件編”であるからだ。 だからこそ、いまこの瞬間から『ALTÆR CARNIVAL』をぜひ追ってほしいと思う。 デスゲームの視聴者になるとは、言い換えれば物語の登場人物になるということだ。そしてその先には、デスゲームの真相にたどり着き、少女たちを救い出すという体験が待っている。その没入感は、リアルタイムに追うからこそ、より深く味わえるはずだ。
電ファミニコゲーマー:
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