パドレス『三重殺でPS確定』はメジャー史上初…虎の元守護神スアレスがピンチしのぐ、米放送局は「信じられない」とつづる
◇24日(日本時間25日)MLB ドジャース2―4パドレス(ロサンゼルス) パドレスは9回、敵地のドジャース戦でトリプルプレーを完成させ、ワイルドカード3位以上のポストシーズン(PS)進出を確定させた。「三重殺でPS確定」はメジャー史上初。歴史的プレー時にマウンドに立っていたのが、阪神でも守護神を務めたロベルト・スアレス投手(33)でリーグ3位となる35セーブを挙げた。地区首位ドジャースとも残り4試合で2ゲーム差に詰め寄った。 ◆大谷翔平の前で…まさかのトリプルプレーで敗戦【動画】 3点リードの9回でマウンドに上がったスアレスは、いきなり3連打を浴びて2点差とされ、なお無死一、二塁。ここで9番・ロハスが内角160キロの直球を捉えた打球は、初速157キロの鋭い当たりだったが、飛んだところが悪かった。 三塁ベースの前で捕球したマチャドはそのままベースを踏むと、三塁―二塁―一塁とわたるトリプルプレーを完成。スアレスは右拳を振り上げて何度もほえ、ネクストバッターズサークルにいた大谷は悔しそうな表情を浮かべるしかなかった。 大リーグ傘下の米放送局MLBネットワークはXで「PSを決めるトリプルプレーなんて、いったい何度見ることがあるだろうか!?」とツイート。米野球データアナリストのサラ・ラングスさんはこのツイートを添付した上で「PSを決めた試合でのトリプルプレー完成は、史上4度目。他は1907年9月23日のカブス、1910年10月2日のカブス、そして2020年9月27日のブルワーズ。そして、『トリプルプレーでPS進出決定の試合を終了』は、今回のパドレスのみ」と伝え、さらに「いまだにパドレスがやってのけたことを信じられない」とつづった。 また、「トリプルプレーでの試合終了」はメジャー史上28度目で、パドレス史上初の快挙となった。
中日スポーツ