実はいちばん重要!?新NISA「ネット証券」のWEBサイト、アプリ……使いやすいのはどこ?
大幅リニューアルした『NISA』(少額投資非課税制度)が、いよいよ始まった。世間の関心は非常に高いが、まだ二の足を踏んでいる人も多い。口座開設はしたものの、ウェブサイトやアプリ画面の操作でつまずいてしまい、放置している人もいるという。そこで、「サイトや画面の使いやすいネット証券はどこか?」という観点で、専門家が比較をしてみた。 【金融庁のデータ・やらなき損!?】すごい…!100万円が、5年後に、10年後にいくらに…? ◆投資初心者には重要な〝使いやすさ〟 証券会社選びで考慮すべき点はいろいろある。よくある、ネット証券に関するアンケート調査をみると、最も関心があるのは「取引手数料の安さ」で、その次には、「画面やツールの使いやすさ」や「ポイントが貯まる・ポイントで投資できる」、そして、「取扱商品の多さ」、「サポート体制」などが続く、というパターンが散見される。 ただ、やはり投資初心者の場合は、「画面やツールの使いやすさ」を重視する傾向があるようだ。そこで、これからNISA口座を開設しようという投資初心者のために、「使いやすさ」という観点で、証券会社を比較、紹介していこう。 取り上げるのは、ネット専業証券のうち、証券口座の開設数の多い上位5社である、【SBI証券】、【楽天証券】、【マネックス証券】、【auカブコム証券】、【松井証券】。いわゆる、大手ネット証券だ(筆者は5社すべてに口座開設をしており長年使っている)。 また、比較するのは、ログインのしやすさや、資産残高や買付可能額がすぐに表示されるかなど、基本的な画面に関する部分としたい。株式の取引ツールやチャートなどを含めてしまうと、多岐にわたってしまい、収拾がつかなくなるからだ。 ◆楽天市場のノウハウが生かされている【楽天証券】がリード インターネットサイトを評価する際、よく使われる言葉に「UI」がある。「ユーザーインターフェース」の略称で、簡単にいうと、ユーザー(利用者)がネット上のサイトを使うときの操作画面や操作方法を指す。サイトの「使いやすさ」という、極めて漠然とした概念を捕捉する言葉で、利用者が「使いやすい」と感じる画面とは、「優れたUIを有する画面」と言い換えることができる。