飯澤千翔が1500メートルで3度目の日本歴代2位「次こそ日本記録を出したい」
東海大長距離競技会が8日、神奈川・平塚市の東海大湘南校舎陸上競技場で行われ、男子1500メートルで飯澤千翔(23)=住友電工=が日本歴代2位の3分35秒62で走破した。5月12日の木南記念でマークした日本歴代2位の3分35秒77の自己ベスト記録を更新したが、河村一輝(26)=トーエネック=が持つ3分35秒42の日本記録には0秒20だけ及ばなかった。東海大4年時と合わせて3度目の日本歴代2位。飯澤は「残り30メートルで足が止まってしまった感じです。悔しいですね」と話した。レースを見守った住友電工の渡辺康幸監督(51)は「本当に惜しかった。次は日本記録が出るでしょう」と期待を込めて話した。この日は渡辺監督の51歳の誕生日。飯澤は「渡辺監督に日本記録をプレゼントしたかったです」と苦笑いを浮かべて話した。 次戦は日本選手権(27~30日)。「日本選手権はタイムより順位の勝負になります。しっかり表彰台(3位以内)には乗りたい」と話す。タイムを狙うレースは7月20日のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会になる予定。「次こそ日本記録を出したいですね。日本記録を更新した後は3分33秒台を狙っていきたい」と飯澤は前を見据えて話した。
報知新聞社