アメリカ最大の住宅メーカー「DRホートン」に要注目のワケ
販売棟数でアメリカ最大。全米33州で事業を展開している(写真:Pavlo Gonchar/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回はアメリカの住宅大手「DRホートン」を紹介する。(最新の ドル円相場はこちら です)FRB(連邦準備制度理事会)による急峻な利上げ局面は終盤を迎えつつあり、その影響が懸念されたアメリカの景気は底堅く推移している。インフレ沈静化に伴い、5%を超える同国にとっては高すぎる政策金利は、遠からず低下に転じる可能性が高い。 そのため、歴史的な高水準にあった住宅ローン金利にも低下圧力が強まりそうだ。消費者の住宅購入意欲が刺激されれば、住宅関連セクターへの株式市場の注目度は高まるとみられる。 DRホートン(DHI)は、販売棟数でアメリカ最大の規模を誇るハウスメーカー。本拠を置くテキサス州から全米33州に事業を展開しており、住宅の建設・販売のほか、住宅ローンサービスなども手掛ける。 展開する物件は、サイズが1000~4000平方フィート超(30坪程度~100坪超)、価格は20万~100万ドル超と幅広く、顧客も住宅の初回購入者から富裕層まで多彩だ。2022年度(2021年10月~2022年9月)の引き渡し物件数は8万2744戸、平均販売価格は38万5100ドルだった。
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大和証券 米国株執筆班