【スプリンターズS見どころ】勢いそのままにサトノレーヴがGI奪取だ
巧みな競馬で馬群の中でも全く動じないサトノレーヴ。ここに来ての充実ぶりには目を見張るものがあり、パワーアップも顕著。初めてのGIレースで相手強化だが、能力的にはヒケは取らず、ここでも好勝負は必至だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。 【写真】サトノレーヴのこれまでの軌跡 ■9/29(日) スプリンターズS(3歳上・GI・中山芝1200m) デビューは3歳になってから。そしてここまでの経緯の中で爪不安などで長期休養が2回あるサトノレーヴ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)。これまで9戦7勝。最も下位の着順でも10カ月ぶりで1400mの阪急杯。1200mに限れば7戦6勝と文句なし。兄はスプリンターズSと高松宮記念で活躍したハクサンムーンと血統的な魅力も十分で、ここに入ってもむしろ能力は上位だ。鞍上はD.レーン騎手。 前走のキーンランドCは休み明けの上に直線は狭く不利があって不完全燃焼だったナムラクレア(牝5、栗東・長谷川浩大厩舎)。それでも掲示板を確保したように悲観する内容ではない。毎年、スプリンターズSや高松宮記念という1200mのGIで好勝負を演じている実力馬で、巻き返しは可能だ。鞍上は横山武史騎手。 その他、休み明けで10kg増でも前走のセントウルSで2着と好発進だった昨年の優勝馬ママコチャ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)、一昨年の2着馬で昨年末から重賞3勝と波に乗るウインマーベル(牡5、美浦・深山雅史厩舎)、昨年2着で今年の高松宮記念を勝ったマッドクール(牡5、栗東・池添学厩舎)、J.モレイラ騎手騎乗で不気味なビクターザウィナー(セ6、香港・C.シャム厩舎)が電撃6ハロンの頂点を奪い合う。発走は15時40分。