クッキー製造通じ障害者の自立支援 高岡中央LC50周年事業、施設と共同で商品化
高岡中央ライオンズクラブ(本田洋一会長)は結成50周年の記念事業として、富山県高岡市内の障害者の就労支援施設と共同でオリジナルクッキーを商品化した。地元に親しまれる商品に育て、障害者の自立支援につなげるのが狙い。10日、同市のホテルニューオータニ高岡で開いた50周年記念式典に合わせて発表した。 商品名は「NUKUMORIのCOOKIE(ぬくもりのクッキー)」で、県産米粉を用いてグルテンフリーとした。共同開発したのが、たかおか万葉福祉会の就労継続支援B型事業所ファクトリーかたかご(同市二塚)で製造も担う。商品コンセプトやパッケージデザインは富山大芸術文化学部に依頼し、4年生の板橋二智香さんが担当した。 今後は、同クラブが市内の他の障害者支援施設にも製造を働きかける。施設が仕事を確保することで、利用者の自立支援につながることを目指す。 式典後に商品の発表会を実施し、開発に携わった人たちが経緯を説明。会員らがクッキーを試食した。
式典は会員ら約120人が出席。本田会長が「地域を巻き込んだ活動を展開し、優しさのあるまちづくりに取り組んでいきたい」とあいさつした。