トー横キッズ、立ちんぼ、コンカフェ…歌舞伎町の現在は?「ホストに貢ぐために経済が回っている」
新宿・歌舞伎町には「トー横キッズ」「立ちんぼ」など、さまざまな闇がある。ABEMA的ニュースショーでは、現在を取材した。 【映像】人身取引の被害にあった女性(取材の映像) ホストクラブなどに支払うお金を稼ぐために“立ちんぼ”する女性が後を絶たない新宿・歌舞伎町周辺では、性風俗店へ女性を斡旋するスカウトらによる「人身取引」が行われているという。 取材ディレクターは「女性たちはホストへの売掛金という弱みを握られているが、実はホストはスカウトと繋がっている。ホストが女性をスカウトに紹介して、スカウトはホストに女性が働いているお店やどのくらい稼いでいるか、(出稼ぎの場合は)いつ帰ってくるかを伝えている。そこでホストは女性に連絡をして、と堂々巡りのシステムになっていて、抜け出すのは非常に難しいだろう」と実情を語る。 歌舞伎町ではそうした人身取引の被害者を防ぐ・救うためのNPO法人がある。「パトロールをして声を掛けたり、相談室に女性を呼ぶようにしているが、そういう人が少しでも増えないと難しい。女性に気づいてもらうための活動をする人を増やさないといけない」。 また、“トー横キッズ”も「まだいる」としつつ、「柵が作られていて広場には入れなくなっているが、道を挟んだ反対側などにいたりして、分散している」と説明。大久保公園周辺での“立ちんぼ”については「1時2時ぐらいまで警察が見回りをしているが、警察がいなくなると女の子たちが現れる」と語った。 さらに“コンセプトカフェ”については「トー横広場と言われる目の前のところで客引きをしている。女性向けも男性向けもコンセプトカフェがあり、メンズコンセプトカフェにハマって、立ちんぼをやってしまう子もいる」とした。 ホストクラブやメンズコンセプトカフェなどに支払う金銭を稼ぐために、立ちんぼや性風俗店で働く構図は現在も変わっていないという。また、「人身取引を行うスカウトグループの裏には暴力団がいる。そこの構図も変わらない」と説明した。 (『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部