お子様厳禁! トラウマになるアニメ映画3選「ぶっ飛びすぎ」「寝られなくなりそう」
寝る前とお風呂の前は閲覧注意
TVアニメ作品よりも手軽で最後まで観やすいのが、アニメ映画の魅力のひとつです。刺激やスリルを味わいたいときにもぴったりで、その怖さはトラウマ級と呼ばれることもあります。ネット上で「見入ってしまう」「うわさ通り、ガチでグロくてぶっ飛んでいた」と評判の、トラウマ注意なアニメ映画を3作品、みてみましょう。 【画像】え…っ? 「ポスター怖ッ!」「アウト過ぎてR指定」 これがトラウマ級の衝撃アニメ映画です(7枚) ●『整形水』 幼少時からバレエを習っていた「イェジ(CV:沢城みゆき)」は、当時から外見にコンプレックスを持っていました。大人になってタレントのメイク担当をしていたところ、エキストラで出たTV映像がネット上で叩かれ、実家に引きこもってしまいます。 ある日、水と混ぜて顔を浸せば、思い通りの見た目に整えられるという、うわさの「整形水」がイェジの家に届きました。はじめは半信半疑だったものの、実際に使用したことで整形水の効果を実感します。そして「イェジ」ではなく「ソレ」と名乗り人生をやり直しますが、整形水は万能薬ではありませんでした。 『整形水』は、韓国マンガ『奇々怪々』内の「整形水」(著:Osd)を原作としたアニメです。「美(にく)をください」というキャッチコピーが生々しい本作では、美を追い求めるあまり道を踏み外していくイェジと、周囲の反応の変わりようが描かれます。 チョ・ギョンフン監督は、「外見至上主義に対する絶望と悲しみを表現したかった」と語っています。イェジは整形水を使ってどんどん美しくなりますが、その一方で内面は醜く高飛車になっていきます。他人の反応もあからさまに変わり、イェジは整形水に依存していくのです。 なお、吹き替えキャストは上述した沢城みゆきさんのほか、諏訪部順一さん、上坂すみれさん、日野聡さんといった顔ぶれです。イェジ役の沢城さんは「ラストは、日本だとそこまでやらないと思うほどの衝撃の展開」と述べています。アニメだからこそ表現できたであろう衝撃のラストは必見です。 『整形水』は、「dアニメストア」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」ほか配信サービスで観られます。 ●『PERFECT BLUE』 アイドルグループ「CHAM(チャム)」のメンバーである「未麻(CV:岩男潤子)」は、グループを脱退し、新人女優に転向しました。しかし未麻のもとに舞い込む仕事は、過激なシーンを演じるものや、服を脱いでのグラビアなど、未麻の意志に反するものばかりです。 さらに、何者かが運営しているホームページ「未麻の部屋」には、未麻のプライベート情報が細かく更新されていきます。未麻の関係者も次々と殺人事件に巻き込まれ、精神的に不安定になっていく未麻は、だんだんと幻想を見るようになるのでした。 『PERFECT BLUE』は、メタモル出版による小説『パーフェクト・ブルー:完全変態』(著:竹内義和)を原作としたアニメ映画です。徐々に精神のバランスを崩していく未麻の様子と、気味の悪い殺人事件の連続に静かな怖さがあり、目が離せなくなります。 本作は、『パプリカ』『千年女優』を手掛ける今敏さんの初監督作品です。未麻がTVドラマで「あなた……誰なの?」というセリフをもらうあたりから、未麻はアイドルだった自分の幻想を見るようになります。そして、ストーカーらしき人物の視線も感じるようになるのです。 「成長に伴う迷いと混沌」が主なテーマだという本作では、ところどころで幻想を見る未麻目線のシーンが描かれています。そのため、視聴者も未麻と同じように、劇中における現実と幻想の境目が分からなくなり、彼女の怖さを追体験する構造になっています。 「自分」とは、一体何なのか……最後まで観ると、きっと人間の恐ろしさを感じることでしょう。ネット上でも、その結末についてのさまざまな考察が飛び交っています。 『PERFECT BLUE』は、「dアニメストア」「Hulu」「バンダイチャンネル」ほか配信サービスで観られます。