警察官であることを伝えた上で、女性2人に性的暴行を加えるなどしたとして、警視正の男が6日、不同意性交等などの疑いで警察に再逮捕されました。男の逮捕は4回目で、被害に遭ったとされる女性はあわせて5人にのぼっています。 【写真を見る】警視正　岩本幸一容疑者（58） 不同意性交等と不同意性交等未遂、強要の疑いで再逮捕されたのは、中国四国管区警察局の警視正・岩本幸一容疑者（58）です。 警察によりますと、岩本容疑者は去年10月3日、マッチングアプリで知り合った20代の女性に対し、広島市中区のホテルで階級章付きの制服を示し、「警察。なんでこんなことするん」などと告げて性的暴行を加えた上で、売春を反省させる内容の「始末書」を書かせた疑い持たれています。 また、翌4日には、10代の女性に対し、同様に性的暴行を加えようとしたものの、抵抗され未遂に終わった後、「始末書」を書かせた疑いが持たれています。 調べに対して岩本容疑者は、「売春調査のため女性と一緒にホテルには行ったが、性交はしていない。始末書は書いてもらったが、強要したつもりはない」と供述し、容疑を否認しているということです。 岩本容疑者は、別の20代や10代の女性に対する性的暴行の疑いで逮捕・起訴されるなどしていて、逮捕は今回で4回目。被害に遭ったとされる女性はあわせて5人にのぼっています。 警察は、さらに余罪がないか捜査しています。