稲葉メルヘン牛を瓦で焼いて堪能 知名度アップへ牧野祭
小矢部市のクロスランドおやべで9日、市のブランド牛「稲葉メルヘン牛」を味わうイベント「牧野祭(ぼくやさい)」(富山新聞社後援)が始まった。知名度アップと販路拡大につなげようと企画され、大勢の来場者が地元産の瓦でできた陶板と特製のたれで「小矢部づくし」を満喫した。 来場者は陶板の上で焼ける肉に歓声を上げ、肉本来の味を楽しんだ。家族4人で訪れた吉田裕志郎さん(8)=小矢部市石動小2年=は「食べるのを楽しみにしていた。柔らかくておいしく、たれにも合っている」と声を弾ませた。 会場にはガスや炭火を使った焼き台が設けられた。瓦のプレートに乗せ、ロースやモモなど約130グラムが計2千食分用意された。 陶板は県内唯一の瓦メーカー「みのわ窯業」(小矢部市)が用意した。たれはしょうゆ・みその製造販売を行う畑醸造(同)が手掛け、自社のしょうゆやみりん、ニンニクやショウガなどを混ぜ、バナナで甘みを加えた。 牧野祭は市農業祭と同日開催で、10日も行われる。当日券は2千円。